全曲レビュー #221: "Dogs in the Midwinter" [g:全曲レビュー, 1980-]
"Dogs in the Midwinter / ドッグス・イン・ザ・ミッド・ウィンター" -- CREST OF A KNAVE 1987年
Ian Andersonは常々このCREST OF A KNAVEをお気に入りだとしているが、その割には曲の出来にばらつきがある。喉を傷めてレンジが狭くなったヴォーカルに合わせて作曲するのにまだ慣れていなかったからかもしれない。
この曲はイマイチな方。Barreのギターも頑張ってるしPeggyおじさんも奮闘しているが曲としては魅力に乏しいことは認めざるを得ない。やはり表現力がぐっと衰えたAndersonのヴォーカルが痛いか。緩急あるし単純な曲ではないんだけどね。
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Ian Andersonは常々このCREST OF A KNAVEをお気に入りだとしているが、その割には曲の出来にばらつきがある。喉を傷めてレンジが狭くなったヴォーカルに合わせて作曲するのにまだ慣れていなかったからかもしれない。
この曲はイマイチな方。Barreのギターも頑張ってるしPeggyおじさんも奮闘しているが曲としては魅力に乏しいことは認めざるを得ない。やはり表現力がぐっと衰えたAndersonのヴォーカルが痛いか。緩急あるし単純な曲ではないんだけどね。
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全曲レビュー #220: "Said She Was A Dancer" [g:全曲レビュー, 1980-]
"Said She Was A Dancer / シー・ワズ・ア・ダンサー" -- CREST OF A KNAVE 1987年
このアルバムが出たときの「JETHRO TULLがDIRE STRAITSになった。」という批評、この曲はまさにその通りかもしれない。この手のスローバラードは、オーソドックスなTULLの手法ならばIan Andersonのアコギ弾き語りを中心に組み立てるハズである。しかしこの曲は徹底してクリアトーンのエレキギター、そしてそのトーンがMark Knopflerそっくりというんだから。
しわがれたAndersonの声もKnopflerとの類似性を指摘されたが、こちらは単に喉が衰えた結果と言えなくもない。でもまあ、ヴォーカルもギターも絶対意識しているね。ギターのMartin Barreはたまたま機材が同じだったとか言っていたけど。(しかもその機材を入手したのはBarreが先とか。)
だからといってこの曲が悪いわけではない。Peggyおじさんはアコースティック・ベースで味のある存在感を出してるし、クリアトーンのエレキギターで引っ張るのはTULLとしてやはり珍しいので何度も聴いてしまう曲だ。DIRE STRAITSみたいという批評は当たってると思うんだけど、だけど、曲はやっぱりIan Andersonだよなあ,、と。
パーソネル:
Ian Anderson / イアン・アンダーソン(ヴォーカル、キーボード)
Martin Barre / マーティン・バー(ギター)
Dave Pegg / デイヴ・ペグ(ベース、アコースティック・ベース)
Gerry Conway / ジェリー・コンウェイ(ドラム)
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このアルバムが出たときの「JETHRO TULLがDIRE STRAITSになった。」という批評、この曲はまさにその通りかもしれない。この手のスローバラードは、オーソドックスなTULLの手法ならばIan Andersonのアコギ弾き語りを中心に組み立てるハズである。しかしこの曲は徹底してクリアトーンのエレキギター、そしてそのトーンがMark Knopflerそっくりというんだから。
しわがれたAndersonの声もKnopflerとの類似性を指摘されたが、こちらは単に喉が衰えた結果と言えなくもない。でもまあ、ヴォーカルもギターも絶対意識しているね。ギターのMartin Barreはたまたま機材が同じだったとか言っていたけど。(しかもその機材を入手したのはBarreが先とか。)
だからといってこの曲が悪いわけではない。Peggyおじさんはアコースティック・ベースで味のある存在感を出してるし、クリアトーンのエレキギターで引っ張るのはTULLとしてやはり珍しいので何度も聴いてしまう曲だ。DIRE STRAITSみたいという批評は当たってると思うんだけど、だけど、曲はやっぱりIan Andersonだよなあ,、と。
パーソネル:
Ian Anderson / イアン・アンダーソン(ヴォーカル、キーボード)
Martin Barre / マーティン・バー(ギター)
Dave Pegg / デイヴ・ペグ(ベース、アコースティック・ベース)
Gerry Conway / ジェリー・コンウェイ(ドラム)
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全曲レビュー #219: "Jump Start" [g:全曲レビュー, 1980-]
"Jump Start / ジャンプ・スタート" -- CREST OF A KNAVE 1987年
"Farm on the Freeway"からメドレーの様になっている。全編JETHRO TULL印のハードロックで、絶妙な静と動のコントラストの上、フルートソロとギターソロがふんだんに楽しめる。UNDER WRAPSよりもずっと上手くなっており、TULLは休業していたがIan AndersonもMartin Barreも練習は欠かさなかったようだ。
Ian Andersonの喉はトーンが低いものの、特にBarreのエレキギターのおかげでスケールの大きなハードロックになっている。Peggyおじさんは平常運転。さすがの完成度だけにファンの人気も高くしばらくライヴの定番曲となった。
ドラムはTHE BROADSWORD AND THE BEASTで叩いていたGerry Conwayが一時復帰している。
パーソネル:
Ian Anderson / イアン・アンダーソン(ヴォーカル、ギター、フルート、キーボード)
Martin Barre / マーティン・バー(ギター)
Dave Pegg / デイヴ・ペグ(ベース)
Gerry Conway / ジェリー・コンウェイ(ドラム)
プロモビデオでキーボードを弾いているのはDon Airey、ドラマーはDoane Perry。CATFISH RISINGリマスター盤のボーナストラック収録のライヴバージョンはプロモビデオと同じメンバー編成である。
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"Farm on the Freeway"からメドレーの様になっている。全編JETHRO TULL印のハードロックで、絶妙な静と動のコントラストの上、フルートソロとギターソロがふんだんに楽しめる。UNDER WRAPSよりもずっと上手くなっており、TULLは休業していたがIan AndersonもMartin Barreも練習は欠かさなかったようだ。
Ian Andersonの喉はトーンが低いものの、特にBarreのエレキギターのおかげでスケールの大きなハードロックになっている。Peggyおじさんは平常運転。さすがの完成度だけにファンの人気も高くしばらくライヴの定番曲となった。
ドラムはTHE BROADSWORD AND THE BEASTで叩いていたGerry Conwayが一時復帰している。
パーソネル:
Ian Anderson / イアン・アンダーソン(ヴォーカル、ギター、フルート、キーボード)
Martin Barre / マーティン・バー(ギター)
Dave Pegg / デイヴ・ペグ(ベース)
Gerry Conway / ジェリー・コンウェイ(ドラム)
プロモビデオでキーボードを弾いているのはDon Airey、ドラマーはDoane Perry。CATFISH RISINGリマスター盤のボーナストラック収録のライヴバージョンはプロモビデオと同じメンバー編成である。
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全曲レビュー #218: "Farm on the Freeway" [g:全曲レビュー, 1980-]
"Farm on the Freeway / ファーム・オン・ザ・フリーウェイ" -- CREST OF A KNAVE 1987年
70年代のエッセンスがぐっと戻ってきた逸品。冒頭のマイナーメロディが抱かせる期待通り、ドラマティックに聴かせてくれる。この曲でフルート登場。やっぱりJETHRO TULLサウンドである。6分半の曲にこれでもかとばかりTULLのエッセンスを詰め込んでいる。
一方でギターは80年代らしい現代さ。69年から同じギターリストとは思えないサウンドの進化を感じる。
まぎれもなく80年代TULLのトップクラスの曲である。
ドラムはようやく生演奏。前作UNDER WRAPSのツアーから参加しているDoane Perry兄さん。パーマネントドラマーとして認められるまでにはまだ時間がかかるが、活動停止中の現在(2014年1月時点)でもJETHRO TULLのドラマーはDoane Perryだ。
パーソネル:
Ian Anderson / イアン・アンダーソン(ヴォーカル、フルート、キーボード)
Martin Barre / マーティン・バー(ギター)
Dave Pegg / デイヴ・ペグ(ベース)
Doane Perry / ドーン・ペリー(ドラム)
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70年代のエッセンスがぐっと戻ってきた逸品。冒頭のマイナーメロディが抱かせる期待通り、ドラマティックに聴かせてくれる。この曲でフルート登場。やっぱりJETHRO TULLサウンドである。6分半の曲にこれでもかとばかりTULLのエッセンスを詰め込んでいる。
一方でギターは80年代らしい現代さ。69年から同じギターリストとは思えないサウンドの進化を感じる。
まぎれもなく80年代TULLのトップクラスの曲である。
ドラムはようやく生演奏。前作UNDER WRAPSのツアーから参加しているDoane Perry兄さん。パーマネントドラマーとして認められるまでにはまだ時間がかかるが、活動停止中の現在(2014年1月時点)でもJETHRO TULLのドラマーはDoane Perryだ。
パーソネル:
Ian Anderson / イアン・アンダーソン(ヴォーカル、フルート、キーボード)
Martin Barre / マーティン・バー(ギター)
Dave Pegg / デイヴ・ペグ(ベース)
Doane Perry / ドーン・ペリー(ドラム)
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全曲レビュー #217: "Steel Monkey" [g:全曲レビュー, 1980-]
"Steel Monkey / スティール・モンキー" -- CREST OF A KNAVE 1987年
前作UNDER WRAPSのツアー中に喉を壊したIan Anderson。単発的な活動主体のほぼ開店休業状態から、70年代の音楽性に回帰したCREST OF A KNAVEで復帰する。
ただしこのアルバムから、Anderson、Martin Barre、Dave Peggのトリオを中心にしつつレコーディングメンバーが流動的になる。
70年代に回帰、といってもUNDER WRAPSのエレクトロニクス路線を黒歴史として葬ったわけではなく、その残滓はそこはかとなく存在する。また、ぐっと低くなったAndersonの声とBarreのギターのトーンから、Mark KnopflerだのDIRE STRAITSだの言われたらしいが、確かにBrothers in Armsの大ヒットの直後であり、影響はあったと思う。
冒頭のこの曲はエレキギターを大きくフィーチャーした80年代らしいハードロック。一方でUNDER WRAPSの経験のフィードバックであるシーケンサーとドラムマシンが使用されている。休業中の退屈を吹き飛ばすかのようなエネルギッシュなプレイはリアルタイムで聴いたファンにバンドの復活を印象付けたと思う。ただしフルートは使用されていない。
シングルカットされ、プロモビデオも作られた。
パーソネル:
Ian Anderson / イアン・アンダーソン(ヴォーカル、ギター、キーボード、ドラムマシン)
Martin Barre / マーティン・バー(ギター)
Dave Pegg / デイヴ・ペグ(ベース)
プロモビデオでドラムを叩いているのは名手Dave Mattacks。レコーディングにも参加してくれたら・・・
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前作UNDER WRAPSのツアー中に喉を壊したIan Anderson。単発的な活動主体のほぼ開店休業状態から、70年代の音楽性に回帰したCREST OF A KNAVEで復帰する。
ただしこのアルバムから、Anderson、Martin Barre、Dave Peggのトリオを中心にしつつレコーディングメンバーが流動的になる。
70年代に回帰、といってもUNDER WRAPSのエレクトロニクス路線を黒歴史として葬ったわけではなく、その残滓はそこはかとなく存在する。また、ぐっと低くなったAndersonの声とBarreのギターのトーンから、Mark KnopflerだのDIRE STRAITSだの言われたらしいが、確かにBrothers in Armsの大ヒットの直後であり、影響はあったと思う。
冒頭のこの曲はエレキギターを大きくフィーチャーした80年代らしいハードロック。一方でUNDER WRAPSの経験のフィードバックであるシーケンサーとドラムマシンが使用されている。休業中の退屈を吹き飛ばすかのようなエネルギッシュなプレイはリアルタイムで聴いたファンにバンドの復活を印象付けたと思う。ただしフルートは使用されていない。
シングルカットされ、プロモビデオも作られた。
パーソネル:
Ian Anderson / イアン・アンダーソン(ヴォーカル、ギター、キーボード、ドラムマシン)
Martin Barre / マーティン・バー(ギター)
Dave Pegg / デイヴ・ペグ(ベース)
プロモビデオでドラムを叩いているのは名手Dave Mattacks。レコーディングにも参加してくれたら・・・
YouTube: Jethro Tull - Steel Monkey (Official Music Video)
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全曲レビュー #216:"Coronach" [g:全曲レビュー, 1980-]
"Coronach / コロナック" -- single as JETHRO TULL with David Palmer 1986年
この曲は元メンバーのDavid(現Dee) Palmerの案件からきたもの。1984年にPalmerが英国のテレビ放送局チャネル4の歴史番組The Blood of The Britishの音楽を手掛けることになり、主題歌にIan Andersonが呼ばれた。
UNDER WRAPSが旧来のファンの度肝を抜くエレクトロニクス路線だったのに対し、この曲は(テーマがテーマだけに)ブリティッシュトラッドの薫りが濃く、STORMWATCHあたりに入ってそうな暗くしっとりした曲である。要するに、ずっとTULLらしい。
The Blood of The Britishが放映されると主題歌の問い合わせが相次ぎ、PalmerはChrysalisレーベルのボスChris Wrightに直談判するものの、時期がUNDER WRAPSとバッティングするためマーケティングの混乱を招くとしてリリースされなかった。1986年にThe Blood of The Britishが再放送されるにおよびシングル(B面はJack Frost and the Hooded Crow)としてリリースされたが、すでに時機を逸しておりたいして売れなかったらしい。
なお、厳密にはThe Blood of The Britishで使われたものはバージョンが異なり、リリースされたのは1986年に再レコーディングされたもの。
パーソネル:
Ian Anderson / イアン・アンダーソン(ヴォーカル、フルート)
Martin Barre / マーティン・バー(ギター)
Dave Pegg / デイヴ・ペグ(ベース)
Gerry Conway / ジェリー・コンウェイ(ドラムス)
David Palmer / デイヴィッド・パーマー(オーケストレーション、プロデュース)
オーボエ奏者は不明。
作詞作曲もDavid Palmer。
前回、「この後再びJETHRO TULLの曲はAnderson単独曲ばかりとなる。15年ほど。」と書いてしまいましたが厳密には誤りか。すいません。
20周年ボックスに収録されるものの、その後リマスター盤のボーナストラック等に収録されることがなくレアトラックとなっている。
オリジナル
リリース版
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この曲は元メンバーのDavid(現Dee) Palmerの案件からきたもの。1984年にPalmerが英国のテレビ放送局チャネル4の歴史番組The Blood of The Britishの音楽を手掛けることになり、主題歌にIan Andersonが呼ばれた。
UNDER WRAPSが旧来のファンの度肝を抜くエレクトロニクス路線だったのに対し、この曲は(テーマがテーマだけに)ブリティッシュトラッドの薫りが濃く、STORMWATCHあたりに入ってそうな暗くしっとりした曲である。要するに、ずっとTULLらしい。
The Blood of The Britishが放映されると主題歌の問い合わせが相次ぎ、PalmerはChrysalisレーベルのボスChris Wrightに直談判するものの、時期がUNDER WRAPSとバッティングするためマーケティングの混乱を招くとしてリリースされなかった。1986年にThe Blood of The Britishが再放送されるにおよびシングル(B面はJack Frost and the Hooded Crow)としてリリースされたが、すでに時機を逸しておりたいして売れなかったらしい。
なお、厳密にはThe Blood of The Britishで使われたものはバージョンが異なり、リリースされたのは1986年に再レコーディングされたもの。
パーソネル:
Ian Anderson / イアン・アンダーソン(ヴォーカル、フルート)
Martin Barre / マーティン・バー(ギター)
Dave Pegg / デイヴ・ペグ(ベース)
Gerry Conway / ジェリー・コンウェイ(ドラムス)
David Palmer / デイヴィッド・パーマー(オーケストレーション、プロデュース)
オーボエ奏者は不明。
作詞作曲もDavid Palmer。
前回、「この後再びJETHRO TULLの曲はAnderson単独曲ばかりとなる。15年ほど。」と書いてしまいましたが厳密には誤りか。すいません。
20周年ボックスに収録されるものの、その後リマスター盤のボーナストラック等に収録されることがなくレアトラックとなっている。
オリジナル
リリース版
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全曲レビュー #215: "General Crossing" [g:全曲レビュー, 1980-]
"General Crossing / ジェネラル・クロッシング" -- UNDER WRAPS 1984年
アルバムを締めくくるのは伝統的なTULL路線、なわけは全くなく、エレクトロニクス路線まっしぐら。
ただこの曲は結構Ian Andersonの色も強いのではないかと思う。
サビのメロディ、進行はアルバムの他の曲と比べてもなかなか非凡で、がっつり聴こえるDave Peggのベースも力強い。
Martin Barreのギターは最後まで楽しそう。この人はこのアルバムでは本当に自由に弾いている感じがして楽しそうである。
Ian AndersonとPeter-John Vetteseの共作。
この後再びJETHRO TULLの曲はAnderson単独曲ばかりとなる。15年ほど。
実はアルバム中でトップクラスに好きな曲。
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アルバムを締めくくるのは伝統的なTULL路線、なわけは全くなく、エレクトロニクス路線まっしぐら。
ただこの曲は結構Ian Andersonの色も強いのではないかと思う。
サビのメロディ、進行はアルバムの他の曲と比べてもなかなか非凡で、がっつり聴こえるDave Peggのベースも力強い。
Martin Barreのギターは最後まで楽しそう。この人はこのアルバムでは本当に自由に弾いている感じがして楽しそうである。
Ian AndersonとPeter-John Vetteseの共作。
この後再びJETHRO TULLの曲はAnderson単独曲ばかりとなる。15年ほど。
実はアルバム中でトップクラスに好きな曲。
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全曲レビュー #214: "Automotive Engineering" [g:全曲レビュー, 1980-]
"Automotive Engineering / オートモーティヴ・エンジニアリング" -- UNDER WRAPS 1984年
アルバム中もっとも明後日の方に行っている曲かもしれない。これが本当にJETHRO TULLなのだろうか??と戸惑うもののフルートは聴こえるしあの声だ。
曲自体はポップで悪くないが。というか、だんだん良い曲に聴こえてくる。
ヴォーカルの処理でここまで自由にやってるのはまあこの時期までだよなあ。
歌詞にJapsなどという単語が出てきてファンとしては悲しくなってきたりもする。
Ian AndersonとPeter-John Vetteseの共作。というか、ほとんどVetteseの曲だろう。
プログレではないがプログレッシヴではある。
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アルバム中もっとも明後日の方に行っている曲かもしれない。これが本当にJETHRO TULLなのだろうか??と戸惑うもののフルートは聴こえるしあの声だ。
曲自体はポップで悪くないが。というか、だんだん良い曲に聴こえてくる。
ヴォーカルの処理でここまで自由にやってるのはまあこの時期までだよなあ。
歌詞にJapsなどという単語が出てきてファンとしては悲しくなってきたりもする。
Ian AndersonとPeter-John Vetteseの共作。というか、ほとんどVetteseの曲だろう。
プログレではないがプログレッシヴではある。
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全曲レビュー #213: "Apogee" [g:全曲レビュー, 1980-]
"Apogee / 遠地点" -- UNDER WRAPS 1984年
シンセ路線だがプログレチックなストリングスの憂いのあるメロディが乗ったスケールのある曲。ある意味プログレっぽいか。
Peter-John Vetteseのキーボードが大活躍しておりその才能の豊かさを見せている。何といってもこの曲の良さは全般にわたる彼のキーボードメロディだろう。作曲もほとんど彼によるものではないか。
Ian Andersonは時折絞り出すように歌っており、こういう無理をするからこの後・・と思ってしまう。フルートに逃げず真っ向勝負でVetteseのメロディとの相性も良い。
Ian AndersonとPeter-John Vetteseの共作。
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シンセ路線だがプログレチックなストリングスの憂いのあるメロディが乗ったスケールのある曲。ある意味プログレっぽいか。
Peter-John Vetteseのキーボードが大活躍しておりその才能の豊かさを見せている。何といってもこの曲の良さは全般にわたる彼のキーボードメロディだろう。作曲もほとんど彼によるものではないか。
Ian Andersonは時折絞り出すように歌っており、こういう無理をするからこの後・・と思ってしまう。フルートに逃げず真っ向勝負でVetteseのメロディとの相性も良い。
Ian AndersonとPeter-John Vetteseの共作。
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全曲レビュー #212: "Paparazzi" [g:全曲レビュー, 1980-]
"Paparazzi / フォトグラファーの悲しみ" -- UNDER WRAPS 1984年
パパラッチ。
時は1984年。ダイアナ妃事故の前でまだパパラッチという言葉が一般的でなかったためだろう、「フォトグラファーの悲しみ」というなんだか上品な邦題がついている。今だったら何のひねりもなくパパラッチだよなあ。
全曲がアコースティックのしっとりした曲だったのに対し、この曲はギターが引っ張る軽快なロックとなっている。もうすぐリリースされるMartin Barreのソロアルバムでリメイクされているが、この曲はBarreが作曲でクレジットされている数少ない曲の一つである。どことなく"Hunting Girl"を思わせなくもないリフはBarreのインプットだろうか?
中間部のギターもいかにもなBarre節でやっぱりTULLのギターはコレだよな、と安心感がある。
Ian Anderson、Martin BarreそしてPeter-John Vetteseの共作。
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パパラッチ。
時は1984年。ダイアナ妃事故の前でまだパパラッチという言葉が一般的でなかったためだろう、「フォトグラファーの悲しみ」というなんだか上品な邦題がついている。今だったら何のひねりもなくパパラッチだよなあ。
全曲がアコースティックのしっとりした曲だったのに対し、この曲はギターが引っ張る軽快なロックとなっている。もうすぐリリースされるMartin Barreのソロアルバムでリメイクされているが、この曲はBarreが作曲でクレジットされている数少ない曲の一つである。どことなく"Hunting Girl"を思わせなくもないリフはBarreのインプットだろうか?
中間部のギターもいかにもなBarre節でやっぱりTULLのギターはコレだよな、と安心感がある。
Ian Anderson、Martin BarreそしてPeter-John Vetteseの共作。
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