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「AIR CUT」 / CURVED AIR 再発 [d-13:Eddie Jobson]

「AIR CUT」 / CURVED AIR

この手のロックを聴き込むうちに隠れた名盤とか幻の名盤というやつをだんだん信用できなくなりました。
買って聴いてみて何度失望したことか・・・ただのB級ロックじゃねえかよ!、と。

さて、プログレ界にて未再発の幻の名盤扱いされていたのが本作です。このたびようやく再発されました。正直、あまり期待してなかった。「A」と同じく、これも我が国のエディ・ジョブソンブランドのフィルターを通した過大評価作であろうと。

(特に海外の)JETHRO TULLのファンからは大変評価が低いエディ・ジョブソンの、デビュー作がこれなんです。

おっ、結構いいな、というのが感想。エディ・ジョブソンとかは関係ないです。純粋に曲が良いアルバム。全体の質としては「PHANTASMAGORIA」の方が上だと思うが。

で、プログレ界で名曲と評価されるエディ・ジョブソン作の"Metamorphosis"だが・・・まんまCAMELやんけ。しかも途中かなり中だるみするし。しかし、一度聴くと頭からリフが離れない。気が付くとリピートして聴いているのでした。
ということはやっぱり名曲なんでしょうな。

本作でのエディ・ジョブソンの役割は「脱退したフランシス・モンクマンとダリル・ウェイの穴を一人で埋めた云々」と評されることが多いが、これは少し間違いで、ギターリストとしてマイケル・カービーが一緒に加入していて、彼はジョブソンよりも曲を書いている。一般に言われるほどジョブソンの独壇場ではない。
ばっちりCURVED AIRのアルバムで、大変安心した。

しかしこのアルバムって権利関係が複雑でリリースできないと聞いていたけど、本当にそのへんクリアできたのだろうか。今回再発したのは韓国のM2Uというレーベルで、日本盤もここからの輸入盤に解説と帯をつけただけである。
裏ジャケにLicensed by Sonja Kristinaとこっそり書いてあるが、そんなに簡単に済むもんか?
なんだか灰色なニオイがします・・・

ちなみに日本盤解説だけど、"Elfin Boy"はジョブソンの曲じゃないと思うが。間違い?

・ken_wettonさんのレビュー
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