全曲レビュー #217: "Steel Monkey" [g:全曲レビュー, 1980-]
"Steel Monkey / スティール・モンキー" -- CREST OF A KNAVE 1987年
前作UNDER WRAPSのツアー中に喉を壊したIan Anderson。単発的な活動主体のほぼ開店休業状態から、70年代の音楽性に回帰したCREST OF A KNAVEで復帰する。
ただしこのアルバムから、Anderson、Martin Barre、Dave Peggのトリオを中心にしつつレコーディングメンバーが流動的になる。
70年代に回帰、といってもUNDER WRAPSのエレクトロニクス路線を黒歴史として葬ったわけではなく、その残滓はそこはかとなく存在する。また、ぐっと低くなったAndersonの声とBarreのギターのトーンから、Mark KnopflerだのDIRE STRAITSだの言われたらしいが、確かにBrothers in Armsの大ヒットの直後であり、影響はあったと思う。
冒頭のこの曲はエレキギターを大きくフィーチャーした80年代らしいハードロック。一方でUNDER WRAPSの経験のフィードバックであるシーケンサーとドラムマシンが使用されている。休業中の退屈を吹き飛ばすかのようなエネルギッシュなプレイはリアルタイムで聴いたファンにバンドの復活を印象付けたと思う。ただしフルートは使用されていない。
シングルカットされ、プロモビデオも作られた。
パーソネル:
Ian Anderson / イアン・アンダーソン(ヴォーカル、ギター、キーボード、ドラムマシン)
Martin Barre / マーティン・バー(ギター)
Dave Pegg / デイヴ・ペグ(ベース)
プロモビデオでドラムを叩いているのは名手Dave Mattacks。レコーディングにも参加してくれたら・・・
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前作UNDER WRAPSのツアー中に喉を壊したIan Anderson。単発的な活動主体のほぼ開店休業状態から、70年代の音楽性に回帰したCREST OF A KNAVEで復帰する。
ただしこのアルバムから、Anderson、Martin Barre、Dave Peggのトリオを中心にしつつレコーディングメンバーが流動的になる。
70年代に回帰、といってもUNDER WRAPSのエレクトロニクス路線を黒歴史として葬ったわけではなく、その残滓はそこはかとなく存在する。また、ぐっと低くなったAndersonの声とBarreのギターのトーンから、Mark KnopflerだのDIRE STRAITSだの言われたらしいが、確かにBrothers in Armsの大ヒットの直後であり、影響はあったと思う。
冒頭のこの曲はエレキギターを大きくフィーチャーした80年代らしいハードロック。一方でUNDER WRAPSの経験のフィードバックであるシーケンサーとドラムマシンが使用されている。休業中の退屈を吹き飛ばすかのようなエネルギッシュなプレイはリアルタイムで聴いたファンにバンドの復活を印象付けたと思う。ただしフルートは使用されていない。
シングルカットされ、プロモビデオも作られた。
パーソネル:
Ian Anderson / イアン・アンダーソン(ヴォーカル、ギター、キーボード、ドラムマシン)
Martin Barre / マーティン・バー(ギター)
Dave Pegg / デイヴ・ペグ(ベース)
プロモビデオでドラムを叩いているのは名手Dave Mattacks。レコーディングにも参加してくれたら・・・
YouTube: Jethro Tull - Steel Monkey (Official Music Video)
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2013-12-26 19:08
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コメント(2)
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この曲でグラミーの Hard Rock/Metal 部門を勝ち取ったという印象があります。そんなにハードなわけではないけど。
by おぐら (2013-12-27 09:22)
1曲目のコレが一番ハードロックっぽいですもんね。ドラムマシン使ってますし中間部なんてものすごくひねくれてますけど。
でも本人たちはこれがハードロックなんて微塵も思ってなかったんだろうな・・・
by j-tull.jp (2013-12-28 11:49)