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全曲レビュー #216:"Coronach" [g:全曲レビュー, 1980-]

"Coronach / コロナック" -- single as JETHRO TULL with David Palmer 1986年

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この曲は元メンバーのDavid(現Dee) Palmerの案件からきたもの。1984年にPalmerが英国のテレビ放送局チャネル4の歴史番組The Blood of The Britishの音楽を手掛けることになり、主題歌にIan Andersonが呼ばれた。

UNDER WRAPSが旧来のファンの度肝を抜くエレクトロニクス路線だったのに対し、この曲は(テーマがテーマだけに)ブリティッシュトラッドの薫りが濃く、STORMWATCHあたりに入ってそうな暗くしっとりした曲である。要するに、ずっとTULLらしい。

The Blood of The Britishが放映されると主題歌の問い合わせが相次ぎ、PalmerはChrysalisレーベルのボスChris Wrightに直談判するものの、時期がUNDER WRAPSとバッティングするためマーケティングの混乱を招くとしてリリースされなかった。1986年にThe Blood of The Britishが再放送されるにおよびシングル(B面はJack Frost and the Hooded Crow)としてリリースされたが、すでに時機を逸しておりたいして売れなかったらしい。

なお、厳密にはThe Blood of The Britishで使われたものはバージョンが異なり、リリースされたのは1986年に再レコーディングされたもの。

パーソネル:
Ian Anderson / イアン・アンダーソン(ヴォーカル、フルート)
Martin Barre / マーティン・バー(ギター)
Dave Pegg / デイヴ・ペグ(ベース)
Gerry Conway / ジェリー・コンウェイ(ドラムス)
David Palmer / デイヴィッド・パーマー(オーケストレーション、プロデュース)
オーボエ奏者は不明。

作詞作曲もDavid Palmer。
前回、「この後再びJETHRO TULLの曲はAnderson単独曲ばかりとなる。15年ほど。」と書いてしまいましたが厳密には誤りか。すいません。

20周年ボックスに収録されるものの、その後リマスター盤のボーナストラック等に収録されることがなくレアトラックとなっている。

オリジナル


リリース版



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