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全曲レビュー #220: "Said She Was A Dancer" [g:全曲レビュー, 1980-]

"Said She Was A Dancer / シー・ワズ・ア・ダンサー" -- CREST OF A KNAVE 1987年

このアルバムが出たときの「JETHRO TULLがDIRE STRAITSになった。」という批評、この曲はまさにその通りかもしれない。この手のスローバラードは、オーソドックスなTULLの手法ならばIan Andersonのアコギ弾き語りを中心に組み立てるハズである。しかしこの曲は徹底してクリアトーンのエレキギター、そしてそのトーンがMark Knopflerそっくりというんだから。

しわがれたAndersonの声もKnopflerとの類似性を指摘されたが、こちらは単に喉が衰えた結果と言えなくもない。でもまあ、ヴォーカルもギターも絶対意識しているね。ギターのMartin Barreはたまたま機材が同じだったとか言っていたけど。(しかもその機材を入手したのはBarreが先とか。)

だからといってこの曲が悪いわけではない。Peggyおじさんはアコースティック・ベースで味のある存在感を出してるし、クリアトーンのエレキギターで引っ張るのはTULLとしてやはり珍しいので何度も聴いてしまう曲だ。DIRE STRAITSみたいという批評は当たってると思うんだけど、だけど、曲はやっぱりIan Andersonだよなあ,、と。

パーソネル:
Ian Anderson / イアン・アンダーソン(ヴォーカル、キーボード)
Martin Barre / マーティン・バー(ギター)
Dave Pegg / デイヴ・ペグ(ベース、アコースティック・ベース)
Gerry Conway / ジェリー・コンウェイ(ドラム)



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2014/01/26 twitter2014/01/27 twitter ブログトップ

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