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"Hard Road"か"Wring That Neck"か [音楽]

Made In Japanの豪華盤が出たことでDeep Purpleを聴き直してますが、未だに残る大きな疑問。

セカンドThe Book of Taliesyn / 詩人タリエシンの世界に収録されているインストで第1期の代表曲のひとつでもあるインスト"Hard Road"。これは"Wring That Neck"というタイトルでも知られている。

厳密には米盤が"Hard Road"、英盤が"Wring That Neck"というタイトルになっているようだ。では、どちらが正しいのだろうか?

The Book of Taliesyn / 詩人タリエシンの世界のリマスター盤英文ライナーノーツによると、"Wring That Neck"がオリジナルのタイトル(バンド内のインタープレイを示す隠語、ヤツの首を絞めろの意)だったが、暴力的ということで米テトラグラマトンレコードが"Hard Road"に改名したのだという。

しかし、当時のPurpleはテトラグラマトンと主契約を交わしていて米盤がオリジナル。米盤のリリースが先である。米テトラグラマトンレコードが「改名」というのはちょっと変。

また、ずっと前のBURRN!誌のインタビューでRithie Blackmoreが、"Hard Road"が原題だったがプロデューサーのDerek Lawrenceが勝手に"Wring That Neck"に改名したというようなことを言っていたことを覚えている。なぜ覚えているかというと、Jethro TullがデビューシングルでJethro ToeとミススペルだったのはプロデューサーのDerek Lawrenceの故意だったという説があるためで、よく似た話だったからである。

とはいえ一方でライヴ盤だと"Wring That Neck"と紹介されている。

結局、よく分からんということです。手持ちのPurple関連の洋書もあさったが明確な理由が書かれているものは見つからなかった。

詳しい人教えてください。




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全曲レビュー #231: "Meliora Sequamur" [g:全曲レビュー, 1980-]

"Meliora Sequamur / 第5章:学究の徒:真理を求めて" -- HOMO ERRATICUS Ian Anderson Solo 2014年

教会音楽のようなオルガンではじまるまったり曲。キリスト教伝来の前曲に続き、その影響下にある教育の展開をテーマにしている。
中世に大学制度が拡充されるとともに中世グラマースクールは基礎教育の修養場となっていくわけである。
が、歌詞はその教育現場をなんだか暗く描いている。

それは、タイトルのMeliora Sequamur=Let Us Follow Better Thingsが、Ian Andersonが卒業したブラックプール・グラマースクール(現コリージエット・ハイスクール)のモットーであることとも関わる。JETHRO TULL発祥の地はさかのぼればこのブラックプール・グラマースクールともいえるのでそう斜に構えんでも、と思わなくもないのだが、教育ネタは皮肉に捉えるのがAnderson流である。("Wind Up"とかね。)
後の曲でもあるが、HOMO ERRATICUSは少しだけIan Andersonの自叙とリンクしているようだ。

中間部とラストでは本アルバムで繰り返される変則メロディが顔を出す。また、Ryan O'Donnellもリードヴォーカルを取っている。やはりO'Donnellのヴォーカルは新鮮で、曲の魅力を引き出している。ややまったりな展開のところに違うヴォーカルを配したのは成功だろう。


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