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全曲レビュー #234: "The Pax Britannica" [g:全曲レビュー, 1980-]

"The Pax Britannica / 第8章:帝国主義の世紀:その成熟と腐敗のはじまり" -- HOMO ERRATICUS Ian Anderson Solo 2014年

第1章の締めくくりは大英帝国の全盛期。ヴィクトリア朝の帝国主義である。産業革命を経てついにここまで来たわけだが、農業革命は触れられず、その立役者Jethro Tull氏が出なかったのも意図的なものか。
パクス・ブリタニカ - 大英帝国の平和。もちろん歌詞は皮肉交じりで陰と陽と歌っている。

イントロはThick As A Brickからの引用。Ian Andersonは本作はThick As A Brick 3ではない、としているがファンサービスかな。
締めくくりにふさわしく、曲もひとつのクライマックスといって良い出来の良さである。
フルートソロやキーボードワークも目立つし、フルートソロ後のキメもお約束なのだが、ここはDavid Goodierの変幻なベースを押したい。テクニックはもちろん申し分ない人だが、結構えぐいメロディを弾き倒す人でもある。

あと、邦題は普通にパクス・ブリタニカでも良かったと思う。良く知られた歴史用語だし、ブリタニカ(英国)という単語が邦題では抜けているのが残念。


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