全曲レビュー #120: "Weathercock" [f:全曲レビュー, 1974-1979]
"Weathercock / 風見鶏" -- HEAVY HORSES 1978年
オリジナルアルバム最後の曲は同じく前作を締めた"Fire at Midnight"と同系統の曲。
スコティッシュトラッドをベースにしたバラードで、暗い雰囲気が多いHEAVY HORSESの中でこの曲は明るい。Maritin Barreの粘っこいギターソロを含む中間部が曲の完成度を高めていると思う。
THE JETHRO TULL CHRISTMAS ALBUMにリメイクが収録されている。
しかし、風見鶏、というとどうしても「政界の風見鶏」の人を思い出してしまう・・・
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オリジナルアルバム最後の曲は同じく前作を締めた"Fire at Midnight"と同系統の曲。
スコティッシュトラッドをベースにしたバラードで、暗い雰囲気が多いHEAVY HORSESの中でこの曲は明るい。Maritin Barreの粘っこいギターソロを含む中間部が曲の完成度を高めていると思う。
THE JETHRO TULL CHRISTMAS ALBUMにリメイクが収録されている。
しかし、風見鶏、というとどうしても「政界の風見鶏」の人を思い出してしまう・・・
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全曲レビュー #119: "Heavy Horses" [f:全曲レビュー, 1974-1979]
"Heavy Horses / 逞しい馬" -- HEAVY HORSES 1978年
代表曲の中でもトップクラスの名曲である。
たくましい馬。なんか凄い邦題だが、直訳。
逞しいなんて漢字、めったに使わないと思うが、形が走る馬っぽいので実に妙訳な感じがする。
ギターの単音リフに始まり、ピアノソロをバックに一番、アコギ弾き語りで二番、そして中間部で盛り上がり、リフに導かれて三番を歌ってラストでさらに盛り上がりを見せてフェイドアウトしていく。狙っているんだろうが実にドラマティックな構成となっている。
リフ、歌メロそして間奏と完璧な出来で、さらに各メンバーの最高潮の演奏が凝縮されている。Ian Anderson(イアン・アンダーソン)がフルートソロで変に自己主張していないところも良い。今だったらフルートに逃げるね。みんな自己主張を抑えつつテクニカルにプレイしている。
白眉なのはリズムセクションで、Barrie Barlow(バリー・バーロウ)にしか叩けない国士無双ドラムとそれに絶妙に絡むJohn Glascock(ジョン・グラスコック)の骨太ベースには背筋がゾクゾクする。
Barlowなんて80年代にYngwie Malmsteen(イングヴェイ・マルムスティーン)のソロで無気力セッションドラムを聴かせてくれるのだが、本当に同一人物なのだろうかと思いたくなるほど、プレイに差がある。
難曲ということもありライヴでは完全再現が難しいのか、どこかしらがカットされてプレイされている。やはりBarrie Barlow在籍時のライヴが出色の出来で、この曲が彼のドラムに支配されていることを認識させられる。2008年の結成40周年ツアーのロンドン公演でBarlowがゲスト出演したが、プレイしたのはやはりこの曲だった。
Darryl Way(ダリル・ウェイ)がゲストでヴァイオリンを弾いている。クレジットにはないがヴィオラも弾いてる?
良くできたプロモフィルムが作られ、20周年ビデオに収録されている。
Bring me a wheel of oaken wood
A rein of polished leather
A Heavy Horse and a tumbring sky
Brewing heavy weather.
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代表曲の中でもトップクラスの名曲である。
たくましい馬。なんか凄い邦題だが、直訳。
逞しいなんて漢字、めったに使わないと思うが、形が走る馬っぽいので実に妙訳な感じがする。
ギターの単音リフに始まり、ピアノソロをバックに一番、アコギ弾き語りで二番、そして中間部で盛り上がり、リフに導かれて三番を歌ってラストでさらに盛り上がりを見せてフェイドアウトしていく。狙っているんだろうが実にドラマティックな構成となっている。
リフ、歌メロそして間奏と完璧な出来で、さらに各メンバーの最高潮の演奏が凝縮されている。Ian Anderson(イアン・アンダーソン)がフルートソロで変に自己主張していないところも良い。今だったらフルートに逃げるね。みんな自己主張を抑えつつテクニカルにプレイしている。
白眉なのはリズムセクションで、Barrie Barlow(バリー・バーロウ)にしか叩けない国士無双ドラムとそれに絶妙に絡むJohn Glascock(ジョン・グラスコック)の骨太ベースには背筋がゾクゾクする。
Barlowなんて80年代にYngwie Malmsteen(イングヴェイ・マルムスティーン)のソロで無気力セッションドラムを聴かせてくれるのだが、本当に同一人物なのだろうかと思いたくなるほど、プレイに差がある。
難曲ということもありライヴでは完全再現が難しいのか、どこかしらがカットされてプレイされている。やはりBarrie Barlow在籍時のライヴが出色の出来で、この曲が彼のドラムに支配されていることを認識させられる。2008年の結成40周年ツアーのロンドン公演でBarlowがゲスト出演したが、プレイしたのはやはりこの曲だった。
Darryl Way(ダリル・ウェイ)がゲストでヴァイオリンを弾いている。クレジットにはないがヴィオラも弾いてる?
良くできたプロモフィルムが作られ、20周年ビデオに収録されている。
YouTube: Jethro Tull: Heavy Horses (1978)
Bring me a wheel of oaken wood
A rein of polished leather
A Heavy Horse and a tumbring sky
Brewing heavy weather.
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全曲レビュー #118: "One Brown Mouse" [f:全曲レビュー, 1974-1979]
"One Brown Mouse / 茶色のはつかねずみ" -- HEAVY HORSES 1978年
どういうわけかTDRに行くたびにこの曲が頭をよぎるのです。
前作の"Jack-in-the-Green"と同系統のアコースティック曲。"Jack-in-the-Green"がIan Anderson(イアン・アンダーソン)のワンマンだったのに対し、こちらはバンド演奏である。特にDavid Palmer(デイヴィッド・パーマー)のキーボードが目立つ。フルートでプレイしそうなところがキーボードになっているところが面白い。
歌詞はAndersonの故郷スコットランドの詩人Robert Burns(ロバート・バーンズ)の"To A Mouse"にインスパイアされたもので、Andersonはライヴでこの曲をプレイする際のMCでBurnsに言及していた。
また、BEST OF ACOUSTICにはAndersonワンマンのリメイクバージョンが収録されている。ここでは逆にオリジナルでキーボードのフレーズだったところがフルートでプレイされている。また、冒頭にAndersonによる"To A Mouse"第一節の朗読が付いており、しかも末尾に同じくBurnsの"A Man's A Man for A' That"のもじりを付け加えたニクイ作りになっている。
Wee, sleekit, cow'rin, tim'rous beastie,
O, what a panic's in thy breastie!
Thou need na start awa sae hasty
Wi bickering brattle!
...but a mouse is a mouse for a' that.
なぜかこの記事を書いてからマウスの調子がおかしい・・・
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ヽ、:::::::::::::_/::::::::::::/ / ⌒ ヽ¬-'´
...but a mouse is a mouse for a' that, isn't it?
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前作の"Jack-in-the-Green"と同系統のアコースティック曲。"Jack-in-the-Green"がIan Anderson(イアン・アンダーソン)のワンマンだったのに対し、こちらはバンド演奏である。特にDavid Palmer(デイヴィッド・パーマー)のキーボードが目立つ。フルートでプレイしそうなところがキーボードになっているところが面白い。
歌詞はAndersonの故郷スコットランドの詩人Robert Burns(ロバート・バーンズ)の"To A Mouse"にインスパイアされたもので、Andersonはライヴでこの曲をプレイする際のMCでBurnsに言及していた。
また、BEST OF ACOUSTICにはAndersonワンマンのリメイクバージョンが収録されている。ここでは逆にオリジナルでキーボードのフレーズだったところがフルートでプレイされている。また、冒頭にAndersonによる"To A Mouse"第一節の朗読が付いており、しかも末尾に同じくBurnsの"A Man's A Man for A' That"のもじりを付け加えたニクイ作りになっている。
Wee, sleekit, cow'rin, tim'rous beastie,
O, what a panic's in thy breastie!
Thou need na start awa sae hasty
Wi bickering brattle!
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YouTube: Jethro Tull - One Brown Mouse - Live Cardiff 1996
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全曲レビュー #117: "Rover" [f:全曲レビュー, 1974-1979]
"Rover / 流れ者" -- HEAVY HORSES 1978年
「泣くがいい。声をあげて泣くがいい。」・・・日本音楽評論史上に残る迷言ですね。
そこまでいくかどうか分かりませんが、この曲も泣きのアルペジオがせつない名曲。ベスト盤に収録されたりと注目されることはないのだが、ファンの人気は高い。
曲によっては中途半端なところがあるHEAVY HORSESの中で、小曲ながらよく作りこまれていると思う。
私は1回聴いてノックアウトされた。ま、こういうアルペジオが好みなんです。
しかし、そんな良曲のこの"Rover"。リマスターされた際になぜかストリングズがオミットされてしまっている。David Palmer無残・・・
そんなわけで熱心なファンはHEAVY HORSESはリマスター前の盤も持たねばならないのだ・・・
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「泣くがいい。声をあげて泣くがいい。」・・・日本音楽評論史上に残る迷言ですね。
そこまでいくかどうか分かりませんが、この曲も泣きのアルペジオがせつない名曲。ベスト盤に収録されたりと注目されることはないのだが、ファンの人気は高い。
曲によっては中途半端なところがあるHEAVY HORSESの中で、小曲ながらよく作りこまれていると思う。
私は1回聴いてノックアウトされた。ま、こういうアルペジオが好みなんです。
しかし、そんな良曲のこの"Rover"。リマスターされた際になぜかストリングズがオミットされてしまっている。David Palmer無残・・・
そんなわけで熱心なファンはHEAVY HORSESはリマスター前の盤も持たねばならないのだ・・・
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全曲レビュー #116: "Journeyman" [f:全曲レビュー, 1974-1979]
"Journeyman / ジャーニーマン" -- HEAVY HORSES 1978年
HEAVY HORSESは暗い。だがそれがいい、という面もあるのは確かだが、前作SONGS FROM THE WOODと比べるとテンション低い。特に"Moths"からこの"Journeyman"への流れはどうにかならなかったのだろうかと思う。アナログ時代はテンション低いままA面が終わるわけで。
かといってこの"Journeyman"が駄曲というわけではない。非凡なJohn GlascockのベースリフにMartin Barreの引っかかるようなギターがのっかかる様はやはりTULLなのである。
歌詞は多分鉄道通勤のことを歌っている。しかしまあ、日本の満員電車のそれではないわな・・・
Ian Andersonお得意のtrain song。
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HEAVY HORSESは暗い。だがそれがいい、という面もあるのは確かだが、前作SONGS FROM THE WOODと比べるとテンション低い。特に"Moths"からこの"Journeyman"への流れはどうにかならなかったのだろうかと思う。アナログ時代はテンション低いままA面が終わるわけで。
かといってこの"Journeyman"が駄曲というわけではない。非凡なJohn GlascockのベースリフにMartin Barreの引っかかるようなギターがのっかかる様はやはりTULLなのである。
歌詞は多分鉄道通勤のことを歌っている。しかしまあ、日本の満員電車のそれではないわな・・・
Ian Andersonお得意のtrain song。
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全曲レビュー #115: "Moths" [f:全曲レビュー, 1974-1979]
"Moths / 蛾" -- HEAVY HORSES 1978年
得意のアコースティック曲。完全弾き語りではなく、バンド演奏でストリングズも入っている。このストリングズが絶妙なアレンジで、淡々と歌われる曲の良いアクセントになっている。
それにしても"蛾"という直訳はどうにかならなかったのだろうか・・・。あまり上品な生き物じゃないし。この曲はその蛾の結婚式?を歌っていて(だから複数形)、なかなかファンタジック?な歌詞である。
地味な曲ながらファンの人気は高いのだが、シングルカットされたものの不発に終わった。プロモフィルムが作られているところをみるとChrysalisは本気だったようだ。
20周年BOXにはリミックスされて収録されている。リマスターCD等には収録されておらず、現在のところレア。(2010/7/27追記)
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得意のアコースティック曲。完全弾き語りではなく、バンド演奏でストリングズも入っている。このストリングズが絶妙なアレンジで、淡々と歌われる曲の良いアクセントになっている。
それにしても"蛾"という直訳はどうにかならなかったのだろうか・・・。あまり上品な生き物じゃないし。この曲はその蛾の結婚式?を歌っていて(だから複数形)、なかなかファンタジック?な歌詞である。
地味な曲ながらファンの人気は高いのだが、シングルカットされたものの不発に終わった。プロモフィルムが作られているところをみるとChrysalisは本気だったようだ。
20周年BOXにはリミックスされて収録されている。リマスターCD等には収録されておらず、現在のところレア。(2010/7/27追記)
YouTube: Ian Anderson (Jethro Tull): Moths 1978
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全曲レビュー #114: "No Lullaby" [f:全曲レビュー, 1974-1979]
"No Lullaby / ノー・ララバイ" -- HEAVY HORSES 1978年
アコースティックな曲が続いたところでここでJETHRO TULL / ジェスロ・タル流変態ハードロック。とはいえベースはスコティッシュトラッドらしく、路線は変わらない。歌詞も中世っぽい。
この曲は変拍子を駆使したテクニカルなアレンジはもちろん、Martin Barre(マーティン・バー)のギターが縦横無尽に活躍するところも聴きどころ。ライヴでもプレイされており、LIVE BURSTING OUTやMSGライヴに収録されている。ライヴだとIan Anderson(イアン・アンダーソン)以外のメンバーもやっぱり凄いと特に実感させられるプログレハードとなっている。
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アコースティックな曲が続いたところでここでJETHRO TULL / ジェスロ・タル流変態ハードロック。とはいえベースはスコティッシュトラッドらしく、路線は変わらない。歌詞も中世っぽい。
この曲は変拍子を駆使したテクニカルなアレンジはもちろん、Martin Barre(マーティン・バー)のギターが縦横無尽に活躍するところも聴きどころ。ライヴでもプレイされており、LIVE BURSTING OUTやMSGライヴに収録されている。ライヴだとIan Anderson(イアン・アンダーソン)以外のメンバーもやっぱり凄いと特に実感させられるプログレハードとなっている。
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全曲レビュー #113: "Acres Wild" [f:全曲レビュー, 1974-1979]
"Acres Wild / 荒地" -- HEAVY HORSES 1978年
ど真ん中のトラッドロック。JETHRO TULLのように歴史が長いバンドで、隠れた名曲という言葉は軽々しくは使えないが、この曲がそうであるといえば熱心なファンは賛同してくれるのではないだろうか。
マンドリンとヴァイオリンを効果的に取り入れ、かつ例によって変態リズム。メロディも分かりやすくて文句なし。コンパクトながらTULLのエッセンスが詰まっている。
ヴァイオリンはDarryl Way(ダリル・ウェイ)が弾いている。もっとソロを弾かせればよかったのにもったいない。Wayが参加したのはソロアルバムのための資金集めではないだろうかと思う。
歌詞はスコットランドのスカイ島をテーマにしている。Ian Andersonが居を構え養鮭業の拠点とした島で、以後しばしば曲のテーマに取り上げられる。
大きな地図で見る
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ど真ん中のトラッドロック。JETHRO TULLのように歴史が長いバンドで、隠れた名曲という言葉は軽々しくは使えないが、この曲がそうであるといえば熱心なファンは賛同してくれるのではないだろうか。
マンドリンとヴァイオリンを効果的に取り入れ、かつ例によって変態リズム。メロディも分かりやすくて文句なし。コンパクトながらTULLのエッセンスが詰まっている。
ヴァイオリンはDarryl Way(ダリル・ウェイ)が弾いている。もっとソロを弾かせればよかったのにもったいない。Wayが参加したのはソロアルバムのための資金集めではないだろうかと思う。
歌詞はスコットランドのスカイ島をテーマにしている。Ian Andersonが居を構え養鮭業の拠点とした島で、以後しばしば曲のテーマに取り上げられる。
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全曲レビュー #112: "...And the Mouse Police Never Sleeps" [f:全曲レビュー, 1974-1979]
"...And the Mouse Police Never Sleeps / ねずみ警察 " -- HEAVY HORSES 1978年
ここからHEAVY HORSES / 逞しい馬。全英第20位/全米第19位と前作よりセールスは落ちたが名盤と評されている。ちなみにこのころIan Andersonがプロモーション来日したことはあまり知られていない。あまりの人気のなさに失望して帰国したという(笑)
冒頭のこの曲は反復するアコギに変態リズム陣が乗っかるトリッキーな曲。ストリングズはいつもの生音ではなく、珍しくメロトロンと思われる。しかしこれが良いアクセントになっていて、地を這うような曲調がいったん羽ばたくような印象。
このアルバムの歌詞はだいたい動物ネタなのだが、この曲の登場人物はねずみ、と猫。ねずみ警察が見張っているのは猫である。
昔中古盤屋で日本盤アナログを見かけたとき、タイトルが"ねずみ警察は眠らない"だったような気がしたのだが、記憶違いか。
↓3:30あたりから
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ここからHEAVY HORSES / 逞しい馬。全英第20位/全米第19位と前作よりセールスは落ちたが名盤と評されている。ちなみにこのころIan Andersonがプロモーション来日したことはあまり知られていない。あまりの人気のなさに失望して帰国したという(笑)
冒頭のこの曲は反復するアコギに変態リズム陣が乗っかるトリッキーな曲。ストリングズはいつもの生音ではなく、珍しくメロトロンと思われる。しかしこれが良いアクセントになっていて、地を這うような曲調がいったん羽ばたくような印象。
このアルバムの歌詞はだいたい動物ネタなのだが、この曲の登場人物はねずみ、と猫。ねずみ警察が見張っているのは猫である。
昔中古盤屋で日本盤アナログを見かけたとき、タイトルが"ねずみ警察は眠らない"だったような気がしたのだが、記憶違いか。
↓3:30あたりから
YouTube: Jethro Tull - Moths & Mouse Police Never Sleeps - 1978
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全曲レビュー #111: "Beltane" [f:全曲レビュー, 1974-1979]
"Beltane / ベルテイン" -- SONGS FROM THE WOOD Remastered Edition Bonus Truck 2003年
ベルテイン、とはこれまで紹介してきたSONGS FROM THE WOODの曲に頻繁に登場していた五月祭の前夜祭のことである。しかし、実はこの曲、次のHEAVY HORSESのアウトテイクなんである。あれ?しかしSONGS FROM THE WOODのアウトテイクに持ってきたのはテーマを考えると賢明だと思う。
曲はハードロック路線でBarrie Barlowのドラムがズシズシ響いて気持ちいい。珍しくIan Andersonがサックスを取り出している。中間部の展開もスリリングでなかなかの名曲。アルバムから外れたのが不思議である。
シングルカットされた"Moth"のB面になる予定だったがなぜかボツとなった。もったいない・・・世に出たのは20周年ボックスのときだった。
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ベルテイン、とはこれまで紹介してきたSONGS FROM THE WOODの曲に頻繁に登場していた五月祭の前夜祭のことである。しかし、実はこの曲、次のHEAVY HORSESのアウトテイクなんである。あれ?しかしSONGS FROM THE WOODのアウトテイクに持ってきたのはテーマを考えると賢明だと思う。
曲はハードロック路線でBarrie Barlowのドラムがズシズシ響いて気持ちいい。珍しくIan Andersonがサックスを取り出している。中間部の展開もスリリングでなかなかの名曲。アルバムから外れたのが不思議である。
シングルカットされた"Moth"のB面になる予定だったがなぜかボツとなった。もったいない・・・世に出たのは20周年ボックスのときだった。
YouTube: Beltane Memories (2007)
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