全曲レビュー #229: "Enter The Uninvited" [g:全曲レビュー, 1980-]
"Heavy Metals / 第3章:侵略者たち:帝国を蹂躙せし者" -- HOMO ERRATICUS Ian Anderson Solo 2014年
ダダダダダっていうリズムが実に不規則でプログレ感が満載。アルバムリリース前にフリーダウンロードで公開されていた曲で、Ian Andersonも相当の自信のある曲だと思われる。確かに相当凝っていて練りに練った部分があるのだろう。フルートとキーボードがやさしいメロディを奏でる一聴すると平和な曲だが、リズムアレンジは相変わらずえぐい。
事前公開されていたのは歌詞にも理由があると思う。「移住、移民」であるアルバムコンセプトをギュッと凝縮したような歌詞である。招かれざる客、というわけだ。ローマ人やアングロサクソンが歌われる中、サビでいきなり現代の米国発のブランド名が(一部名前を変えつつ)連呼される。第二次大戦後の米国文化の流入・伝播を示唆していて、古代英国史を歌っていたはずなのにいきなり刻を越えている。
そもそも、本作のコンセプトは1928年没のErnest T. Parrittの歴史書をベースにしているということになっているので、こういう現代のブランド名が出てくるはずはないのだが、Gerald Bostockが加筆した部分という立付けなのだろうか。まあ、ネタだからどうでもいいか。
ブランド名連呼を締めるのは人気米国ドラマ、The Walking Dead / ウォーキング・デッド。Andersonの婿Andrew Lincoln(アンドルー・リンカン)が主人公Rick Grimes(リック・グライムズ)を演じるドラマで、最後の一節「Rick保安官が~」というのはこのドラマの頭部を破壊することでゾンビを倒すという設定にちなんでいる。ちなみに、Andrew Lincolnは本アルバムのリリースレセプションにも出席していた。
最後の最後のシンバルが凄くかっこいい。
http://www.amctv.com/shows/the-walking-dead
--
↓よかったらクリックお願いします↓
ダダダダダっていうリズムが実に不規則でプログレ感が満載。アルバムリリース前にフリーダウンロードで公開されていた曲で、Ian Andersonも相当の自信のある曲だと思われる。確かに相当凝っていて練りに練った部分があるのだろう。フルートとキーボードがやさしいメロディを奏でる一聴すると平和な曲だが、リズムアレンジは相変わらずえぐい。
事前公開されていたのは歌詞にも理由があると思う。「移住、移民」であるアルバムコンセプトをギュッと凝縮したような歌詞である。招かれざる客、というわけだ。ローマ人やアングロサクソンが歌われる中、サビでいきなり現代の米国発のブランド名が(一部名前を変えつつ)連呼される。第二次大戦後の米国文化の流入・伝播を示唆していて、古代英国史を歌っていたはずなのにいきなり刻を越えている。
そもそも、本作のコンセプトは1928年没のErnest T. Parrittの歴史書をベースにしているということになっているので、こういう現代のブランド名が出てくるはずはないのだが、Gerald Bostockが加筆した部分という立付けなのだろうか。まあ、ネタだからどうでもいいか。
ブランド名連呼を締めるのは人気米国ドラマ、The Walking Dead / ウォーキング・デッド。Andersonの婿Andrew Lincoln(アンドルー・リンカン)が主人公Rick Grimes(リック・グライムズ)を演じるドラマで、最後の一節「Rick保安官が~」というのはこのドラマの頭部を破壊することでゾンビを倒すという設定にちなんでいる。ちなみに、Andrew Lincolnは本アルバムのリリースレセプションにも出席していた。
最後の最後のシンバルが凄くかっこいい。
http://www.amctv.com/shows/the-walking-dead
--
↓よかったらクリックお願いします↓