SSブログ

全曲レビュー #227: "Doggerland" [g:全曲レビュー, 1980-]

"Doggerland / 第1章:祝福された大地:帝国の誕生" -- HOMO ERRATICUS Ian Anderson Solo 2014年

現時点でのニューアルバム。Ian Andersonのコメントを読むと、実質的にJethro Tullのアルバムといって良いようです。
再来日を祈りつつ、熟聴しながらぼちぼちレビューしたいと思います。

さて、"Doggerland"。
1曲目としてつかみはオーケーだろう。オーケーどころか、アルバムの中でも特に印象に残る曲となっている。
まずイントロに安心する。前作Thick As A Brick 2のイントロがThick As A Brickの続編を示すイントロで、独立したアルバムのそれとしてはパンチ不足だったから特にそう感じる。
このイントロメロディは形を変えながら後の曲でも出てくる。

実にロックな展開でありながらIan Andersonのアコギ弾き語りが絡むという、もろにJethro Tullじゃないですか、これは。
ハードなギターソロに続けて実に大仰なハモンドオルガンのソロが続くという典型的70年代ハードロックな様式を踏んでいるのには驚く。Tullはこんな王道は滅多に取らなかったからだ。しかも独立したフルートソロはない。Florian OpahleもJohn O'Haraも熱演。

Doggerland(ドッガーランド)とは、太古グレイトブリテン(島)がヨーロッパ大陸と地続きだったころ現在の北海のあたりに存在したといわれている陸地のことである。ドッガーランドから人々がグレイトブリテン島に移りEnglandをつくったことを歌っている。(ここではおそらく意識的にEnglandという言葉を使っている。)


--
↓よかったらクリックお願いします↓
人気blogランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。