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2014 [音楽]

前回の更新から間が空くうちに年が明けました。
いや別に忙しいわけではないのですが、単に家でPCに向かって文章を打つ気になれなかったのです・・・

WarChildのリミックス盤の感想をまだ書けていないのですが、ここはひとまず昨年のJETHRO TULL / ジェスロ・タル関連ニュースのまとめを。

まず、いくつかのインタビューでIan Anderson(イアン・アンダーソン)が徐々に明らかにしていますが、バンドとしてのJETHRO TULLは永久活動停止、ということのようです。Ian AndersonとMartin Barre(マーティン・バー)がそれぞれのバンドでTULLの曲を演奏していく、ということみたいですね。
おぞらく、TULLの旗が再び挙がるのはこの二人がもう一度共演する時だと思うのですが、今すぐは無理みたいです。でも、多分、また一緒にやるのではないでしょうか。

で、2014年の出来事です。

1. A Passion PlayWarChildそれぞれのデラックスエディションがリリース
まさか1年で2枚もリリースされるとは。5.1chミックスもボーナストラックもブックレットも大満足であります。今年はMinstrel In The Galleryが出るはず・・・

2. Ian AndersonがソロアルバムHomo Erraticusリリース
年末にCD棚を整理するまで2013年のリリースだったと勘違いしてました。いろんなパッケージが出ていて全部揃えてしまいましたよ・・・個人的には前作のTAAB2の方が好みですが、これはこれで決して悪くないというか良い。サラウンドで聴いたほうが良いです。

3. Martin BarreがソロアルバムOrder of Playリリース
Tullのセルフカヴァーです。ほぼスタジオライヴで完璧と言って良い演奏。正直、Tullのクラシックの解釈はAndersonバンドよりBarreバンドの方が斬新で良いと思うのです。

4. Thick As A Brick 1&2 Live in Iceland DVD/Blu-ray/CDリリース
まさかの日本盤先行発売。テレビ放映用のソースを若干編集したもので、最近のライヴなのに画質が極上ではない(SD)という謎の作りですが、内容は最高です。来日公演の感動が反芻できます。

5. 初代ベーシスト、Glenn Cornick(グレン・コーニック)死去
体調が良くないという話は聞いてはいましたが、悲しいニュースでした。一度メールをもらったことがあり、何と返事したか忘れたのですが(PCがクラッシュしてメールアドレスも飛んだ)、一度ライヴを見たかった。Wild Turkey / ワイルド・ターキーをチケットを取ったのに見逃したことを本当に悔いています。

まあしかし、Tullに限らず大御所の豪華盤がばこばこリリースされるんですが、聴くのが全然追いつかないですね。学生の頃はなけなしの金で買った1枚を何度も聴き狂ったものですが。

また更新が滞ると思いますが、引き続きよろしくお願いいたします。


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全曲レビュー #247: "Left Right" [e:全曲レビュー, 1968-1973]

"Left Right / レフト・ライト" -- A PASSION PLAY - An Extended Performance 2014年

左右、と書くとわけわからないが、ここからサイドB。本来ならばこの前でいったん切れていたわけだ。CDで陽の目を見た音源なのでのでなかなか意識しないが、本来の構成を理解するうえでこうした区切り(リスナーがアナログを裏返すことが考慮されていたわけだから)を念頭に置いておくのはアリだと思うんです。

うめき声のようなシンセ?のイントロは、同じような音色で無理矢理締めに入った感のあるサイドAの終わりとの連続性を狙ったものか?
この曲はほぼ完成形にあるといって良く、Martin BarreのギターとBarrie Barlowのドラムが主導する引きずるようなミドルテンポはばっちりの安定感。

なお、当時ライヴで演奏されていた曲である。


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WARCHILD: THE 40TH ANNIVERSARY THEATRE EDITION 情報まとめ [a:News&Rumours]

2014/11/23: トレーラー映像を追加

A PASSION PLAYが出て間もないですが、WARCHILD / ウォーチャイルドの40周年リミックス盤がリリースされました。CDx2&DVDx2の計4枚組で、リミックスはこれまでに引き続きSteven Wilsonが担当しています。

http://jethrotull.com/war-child-40th-anniversary-theatre-edition-coming-in-november/

WARCHILDはこれまで2作続いたアルバム全1曲のコンセプトアルバムの体を捨て、コンパクトかつコマーシャルな形式に転換したアルバムで、これまで以上にオーケストレーションを取り入れ中世音楽に接近した音楽性を持つファンに人気の高い作品です。
同時に映画化のプロジェクトもありましたが資金面で頓挫します。今回はその映画音楽からの発掘音源(オーケストラ演奏)も含まれます。また、元々アウトテイクの多かったアルバムでリマスター盤のボーナストラックにこれでもかとばかり入っていましたが、今回新たに3曲が発掘されています。なかでも"Tomorrow Was Today"はAQUALUNGの頃のライヴで"Hymn43"とメドレーでプレイされていた曲で、このWARCHILDの時期にスタジオ録音されていたとは驚きです。あと、リマスター盤に"Warchild Walz"として収録されていた曲はやはり"Waltz Of The Angels"のことだったようです。

残念ながらライヴ音源はありませんが、DVDには"The Third Hoorah"のプロモ映像も入っているようです。(音源はリミックスを使用。)
WARCHILDは前述のようにオーケストラを大胆に投入していて音数が豊かなので是非ともサラウンドミックスで聴きたいアルバムでした。5.1chミックスに期待が膨らみます。

とにかく、初公開音源が盛りだくさんですね。聴くのが本当に楽しみです。

[E:cd]CD Disc One Steven Wilson Stereo Mix
1. WarChild
2. Queen and Country
3. Ladies
4. Back-door Angels
5. SeaLion
6. Skating Away on the Thin Ice of the New Day
7. Bungle in the Jungle
8. Only Solitaire
9. The Third Hoorah
10. Two Fingers

[E:cd]CD Disc Two - The Second Act: Associated Recordings
1. Paradise Steakhouse
2. Saturation
3. Good Godmother*
4. SeaLion II
5. Quartet
6. WarChild II*
7. Tomorrow Was Today*
8. Glory Row
9. March, The Mad Scientist
10. Rainbow Blues
11. Pan Dance

WarChild Orchestral Recordings

12. The Orchestral WarChild Theme*
13. The Third Hoorah (Orchestral Version)*
14. Mime Sequence*
15. Field Dance (Conway Hall Version)*
16. Waltz Of The Angels (Conway Hall Version)
17. The Beach (Part I) (Morgan Master Recording)*
18. The Beach (Part II) (Morgan Master Recording)*
19. Waltz Of The Angels (Morgan Demo Recording)*
20. The Beach (Morgan Demo Recording)*
21. Field Dance (Morgan Demo Recording)

* Previously Unreleased

[E:cd]DVD Disc One
5.1chミックス
オリジナルLPのフラットトランスファー
オリジナルLP(4ch盤)のフラットトランスファー
(映像)1971年1月11日の記者会見
(映像)"The Third Hoorah"プロモ

[E:cd]DVD Disc Two
ボーナストラックの5.1chミックス(オーケストラ版の一部はオリジナルステレオミックス)

[E:music]フォーマット&オーダー

1. 2DVD/2CD
Burning Shed
amazon.co.jp

2. 1CD
Burning Shed
amazon.co.jp

3. アナログ(2015年1月13日予定)
Burning Shed



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タグ:まとめ情報
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デラックスエディション7作、日本盤がリリース [a:News&Rumours]

リミックスと発掘ボーナストラックからなるデラックスエディションシリーズ、もうすぐWARCHILDが出ますが、ファーストのTHIS WAS / 日曜日の印象からこのWARCHILDまでの7作の日本盤が出るようです。

ただし、目玉である5.1chミックスのDVD/Blu-rayは除く、CDのみのスタンダードエディション。昨今の日本盤らしく、SHM-CDです。

リリースは2015年1月21日の予定。

しかし、なぜこのタイミングなのか。まさか、またIan Andersonが来日してくれるのかな?




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全曲レビュー #246: "No Rehearsal" [e:全曲レビュー, 1968-1973]

"No Rehearsal / ノー・リハーサル" -- A PASSION PLAY - An Extended Performance 2014年

前曲"Sailor"からそのままつながるサイドA最後の曲。NIGHT CAPではラストに配置されていたが、まさに大団円的な展開となっている。

ハードな曲だがこの全体に漂うピリピリした緊張感は何だろう。当時のJETHRO TULLが持つ最高のテンションを圧縮して詰め込むことに成功している。当然スタジオレコーディングだが、ほぼライヴで収録されたと思われる。中間部でのBarrie Barlowのドラムなどやりたい放題だがバンドはそのまま突っ走りなんだか無理矢理曲が終わる。この終わりのシンセのダビングが尻切れトンボな印象があるのだが、元のレコーディングはおそらくエンディングも何もなくそのまま力尽きて終わってしまったのではないだろうか。そのくらい全編パワフルである。

中盤のスピーチはIan AndersonとJeffrey Hammondによるもの。

NIGHT CAPではフルートとホイッスル(キーボード?)がオーバーダブされている。A PASSION PLAY - An Extended Performanceはオーバーダブなしだが、やはり未完成度が増す。NIGHT CAPのオーバーダブはこの曲に関しては実に適切で抑制の効いたものだったことも分かる。

なお、お蔵入りにはなったもののさすがに自信ある曲だったのかライヴでは演奏されていた。二回目の来日公演(1974年)でも一部が演奏されている。

この曲はJETHRO TULLのピークの一つといって良いと思う。

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全曲レビュー #245: "Sailor" [e:全曲レビュー, 1968-1973]

"Sailor / セイラー" -- A PASSION PLAY - An Extended Performance 2014年

CHATEAU D'ISASTER TAPESにおいて、"Skating Away on the Thin Ice of the New Day"と""とのつなぎの役目の曲。A PASSION PLAY - An Extended Performanceで初めてオフィシャルとなった。
NIGHT CAPに収録されなかったのは、"Skating~"がカットされたため"Skating~"と一体化しているこの曲の置場がなくなったためだろう。もっともすでにブートで流出しておりファンには知られていた曲ではあった。

ただ、未完成だと思われ、インストになる後半部は実際には何かのソロがダビングされる予定だったのではないかと思う。地味な曲ながらIan Andersonのヴォーカルは絶品で、喉はこの時期がピークだなと思う。


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Martin Barreのソロアルバム、Order of Playリリース [d-05:Martin Barre]

以前お知らせした、Martin Barreのソロアルバムがリリースされています。スタジオライヴです。

ジャケットの構図がファーストソロのTrick of Memoryに似ているのですが狙ってるのかな?

メンバーは
Martin Barre -- Guitar, Mandolin
Dan Crisp -- Vocals, Guitar
Alan Bray -- Bass
George Lindsay -- Drums
Richard Beesley -- Saxophones, Clarinet

Dan Crispのヴォーカルは、Ryan O’Donnellとは違った新解釈でIan Andersonへのリスペクトが感じられて結構好きです。
やっぱりBarreのギターは良いなあ・・・

一部映像がインターネットに出ていますが、全編の映像はないのでしょうか?




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2014/09/27 twitter [l:twitter]

Burning Shedだと大体1週間ぐらい前に発送開始になる。日本に着くのはちょうど正式発売日ごろ。AmazonでもTullのような販売数少ないものは大体遅れるので早くゲットしたければBurning Shedで買ったほうが良い。(下手すると値段も安い)
WARCHILD: THE 40TH ANNIVERSARY THEATRE EDITION 情報まとめ http://t.co/AZA3wSf3nZ
War Child 40th Anniversary Theatre Edition – Coming in November! | Jethro Tull http://t.co/Zlf8GM8baK @sharethisさんから

2014/09/24 twitter [l:twitter]

@jobton zealotsのサイトにこの件に関するJobsonのコメントが載ってますよ。まあ行間に不快感出してますね。
HOMO ERRATICUSのTour Editionが届いた。これから見る。

2014/09/23 twitter [l:twitter]

@lacorrymen @jobton 決定盤はリマスターらしいので今回のとは音は違いそうですね。今回のはアナログマスターからのダイレクトトランスファーです。なお、今回の件があるので来年の決定盤は日本盤はないとか。

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