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全曲レビュー #91:"Crazed Institution" [f:全曲レビュー, 1974-1979]

"Crazed Institution / 狂人協会 (キチガイ病院)" -- TOO OLD TO ROCK 'N' ROLL: TOO YOUNG TO DIE! 1976年

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なんなんでしょうか、この邦題は。今なら絶対にあり得ない"キチガイ病院"というのはLPリリース当初の邦題で、後に"狂人協会"に改められた。いずれにしろ、訳としてはぶっとんでると思うが・・・
Ray Lomasからみたケンジントンの様子が"狂ってる/ついていけない"ということなんだろう。アメコミの次の段で、女(Salamander)がLomasをワーキングクラスなのでダメ、というくだりがあり、ケンジントンをLomasより上の階級(ミドルクラス)の街に比定しているようにとれる。Lomas=時代遅れ、ケンジントン=流行の街という対比もあると思う。

曲はIan Anderson(イアン・アンダーソン)のアコギをベースにしつつ、Martin Barre(マーティン・バー)のエレキギターが渋い。それだけならいつものJETHRO TULL / ジェスロ・タルなのだが、David Palmer(デイヴィッド・パーマー)のアレンジであろうブラスが入っているなどソフトなのかハードなのかわからない面白い曲である。後追いで聴くとJETHRO TULLらしく聞こえるのだが、この時点での過去の曲と比べると実は斬新なアレンジで、Andersonとしてはチャレンジングな曲だったのではないだろうか。何度聴いても飽きない曲だ。

元CARMEN / カーメンのAngela Allen(アンジェラ・アレン)がコーラスで参加している。CARMENはベーシストのJohn Glascockが在籍していたバンドだが、参加の理由の一つはAllenがGlascockの彼女だったためか?


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