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BLACKMORE'S NIGHT Live in Grenlothes, 10th June 2007 - Part.2 [i:Live観戦記]

前回の続きでBLACKMORE'S NIGHT / ブラックモアズ・ナイトのライヴレビューです。

御大Ritchie Blackmore(リッチー・ブラックモア)の登場であります。
不埒にも、中世の建物を模したドリフのようなステージセットが、今にも虹色に輝かないかと妄想するのでした。

Candice Night(キャンディス・ナイト)も登場し盛り上がります。美人です。

一曲目は"Past Time With Good Company"。JETHRO TULL / ジェスロ・タル的に言うと、"Pastime With Good Company"、つまり"King Henry Madrigal"であります。メドレーで"Rainbow Blues"。

いきなりJETHRO TULLか!

もうお腹いっぱいです。Candice Nightが、"次はファーストアルバムの曲でIan Andersonが参加した云々"・・・またTULLか!
というわけで"Play Minstrel Play"。フルートはキーボードがやってて、なえる。

この後の曲順は良く覚えておりません。

中盤の"Ariel"では御大が白のストラトでかなり長いソロを演ってくれました。感涙・・・
例の右手を突き出したガッツポーズのアクションも時々やってくれますが、年のせいか曲のせいか動きが緩慢で、ある意味涙が出そうになりました。ビートたけしそっくりです。やはりToo Old To Rock 'N' Rollなのでしょうか・・?

BLACKMORE'S NIGHTは、こっちではダンスバンドに近いようです。"Home Again"等ではおもむろに観客が立ち上がり踊ってました。まるで沖縄の飲み屋です。それが皆さん自然でして、挙句の果てには最前列がCeilidh(ケイリー。スコットランドの伝統的なダンス。)を踊りだし、Candice Nightも真似てRitchie Blackmoreに絡もうとしますが、演奏に集中していて無視でした(笑)。ちょっと見直した。。。

しかし、このバンドもJETHRO TULLと同じくMCが長いこと長いこと。Candice Night、実はかなりお話し上手です。中盤以降は、なんと!Blackmore大先生もMCに絡み、文字通り夫婦漫才状態です!!(Blackmoreはマイクがないのでボソボソと聞こえるだけだが。)
Blackmoreは演奏中も実に楽しそうで、最前列のコスプレ客にビールを振舞います。やはり、日本から和服を持ってくるべきだった・・・

コンサート本編のシメは"Renaissance Faire"だったと思います。イントロでRitchie Blackmoreがハーディ・ガーディを弾いたのはこのときだったような。後半は前座のGOTHIENのメンバーも加わりました。

アンコールも何をやったか、みんな踊っていたこと以外よく覚えていません。アンコール終了後に、Ritchie Blackmoreがギターを回収しようとするローディ(この人もコスプレ)を無視しておもむろにもう一曲弾き始め、結局Candice Nightとデュオでもう一曲やりました。これはNightにとってもサプライズだったらしく、すごく驚いた顔で客席を見回したのが印象的でした。

DEEP PURPLEやRAINBOWの曲はほとんどやりませんでした。"Soldier Of Fortune"(DEEP PURPLE「STORMBRINGER」収録)と"Ariel"(RAINBOW「STRANGER IN US ALL」収録)だけでした。もっとも、ライヴの宣伝では「あの元DEEP PURPLEの~」みたいな枕詞は一切なかったのですが。



結論を言うと、すごく楽しかったです。Ritchie Blackmoreは実に楽しそうにやってたので、このままこのプロジェクトを続けてもらいたい。ヨーロッパではニッチ市場とはいえ結構確固たる地位を築いているようだし。

後半は音がラウドでロックっぽくなってました。ある意味女性ボーカルのRAINBOWという割り切りもありかと思いました。
アルバムは退屈する部分も確かにあるのですが、ライヴはまったく飽きなかったです。曲順や演出で客が飽きないように工夫してるなと感じました。

けれども、これから日本のファンからは離れていくかもな、とも思いました。先日見たJETHRO TULLもそうでしたが、ここ英国でのBLACKMORE'S NIGHTのライヴは、音楽だけでなくMCによる観客とのコミュニケーションも含めた"ショー"でした。オーディエンスもCandice Nightに合わせてダンスします。それが自然なことでした。
しかし、日本ではどうでしょうか。言葉の壁があるのでMCは最低限にせざるを得ない。また、BLACKMORE'S NIGHTのライヴに来るのは大半がDEEP PURPLEやRAINBOWにおけるRitchie Blackmoreのファンでしょう・・・踊らないですよね。私も日本では踊らない。(さすがに今回は踊りましたよ!)

BLACKMORE'S NIGHTは間違いなく、ライヴバンドでした。また見たいです。


★バーミンガム公演に行かれた方の感想はこちら


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