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全曲レビュー #244: "Audition" [e:全曲レビュー, 1968-1973]

"Audition / オーディション" -- A PASSION PLAY - An Extended Performance 2014年

ここでいったんハードロックになる。この盛り上がりは数あるTullの作品群の中でも秀逸。特にBarrie Barlowのドラムの暴れっぷりが曲をけん引する。全曲に引き続き何なんでしょうかこの緊張感は。エルヴィユ城セッションはこのサイドAがもっとも完成形に近いが、異常なまでのエネルギーがほとばしっていてJethro Tullの最高峰といって良いと思う。

なだれ込むような展開だが実は作品としてはまだ序盤。終盤に持ってこられていたNight Capの編集に慣れていることによる錯覚かな。

初出は20周年BOX。ただしその際にフルートがオーバーダビングされておりNight Capはそれを踏襲していた。A PASSION PLAY - An Extended Performanceで真の姿が公開されたわけではあるが、確かにぎりぎり未完成でオーバーダブの気持ちは理解できる。結局Night Capは捨てられないのだ。

またスタジオ収録はお蔵入りになったものの、この曲自体は当時のライヴでプレイされていたことが確認されている。


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2014/08/21 twitter2014/08/24 twitter ブログトップ

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