全曲レビュー #148: "And Further On" [g:全曲レビュー, 1980-]
"And Further On / アンド・ファーザー・オン" -- A 1980年
アナログ時代はこの曲にたどり着く前に脱落した人も多かったと思う。CDになってからは"Black Sunday"からこの曲までスキップかな。
ピアノを前面に出したドラマティックなバラード。なぜかベスト盤に収録されることがないのが実に不思議な名曲だ。ま、前作STORMWATCHの"Flying Dutchman"の焼き直しな感じもあるが・・・
各メンバーそれぞれが実力を見せつけている中でおいしいところをさらっていくのがMartin Barre(マーティン・バー)のギターソロ。Ian Anderson(イアン・アンダーソン)のメロディにこの男のギターが乗ってくるとやはりJETHRO TULL / ジェスロ・タルだなと感じる。こういう曲を聴かされたらChrysalisがAをIan Andersonのソロアルバムとは認めなかったのはビジネス面を抜きにしても理解できる。
逆に言うと、当時Andersonが狙った新たな方向性も質が良いものに限れば従来のTULLの路線から大きく逸脱はしていなかったということだ。もう一歩踏み出すためのベストパートナーは残念ながらEddie Jobson(エディ・ジョブソン)ではなかった。伝統的TULLサウンドを知悉しつつテクノロジーと80年代の音楽にも精通した男こそが新たなパートナーにふさわしかったことが、次作THE BROADSWORD AND THE BEASTで明らかになる。
個人的にはTULLの大好きな曲ベスト5に入る。
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アナログ時代はこの曲にたどり着く前に脱落した人も多かったと思う。CDになってからは"Black Sunday"からこの曲までスキップかな。
ピアノを前面に出したドラマティックなバラード。なぜかベスト盤に収録されることがないのが実に不思議な名曲だ。ま、前作STORMWATCHの"Flying Dutchman"の焼き直しな感じもあるが・・・
各メンバーそれぞれが実力を見せつけている中でおいしいところをさらっていくのがMartin Barre(マーティン・バー)のギターソロ。Ian Anderson(イアン・アンダーソン)のメロディにこの男のギターが乗ってくるとやはりJETHRO TULL / ジェスロ・タルだなと感じる。こういう曲を聴かされたらChrysalisがAをIan Andersonのソロアルバムとは認めなかったのはビジネス面を抜きにしても理解できる。
逆に言うと、当時Andersonが狙った新たな方向性も質が良いものに限れば従来のTULLの路線から大きく逸脱はしていなかったということだ。もう一歩踏み出すためのベストパートナーは残念ながらEddie Jobson(エディ・ジョブソン)ではなかった。伝統的TULLサウンドを知悉しつつテクノロジーと80年代の音楽にも精通した男こそが新たなパートナーにふさわしかったことが、次作THE BROADSWORD AND THE BEASTで明らかになる。
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2011-02-13 22:17
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