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全曲レビュー #106: "Ring Out, Solstice Bells" [f:全曲レビュー, 1974-1979]

"Ring Out, Solstice Bells / 至高の鐘" -- SONGS FROM THE WOOD 1977年

Solsticeとは冬至のことである。冬の訪れを鐘を鳴らして祝う曲である。この曲でアルバムA面が終わりだが、片面かけて春から冬を歌っているようにも取れる。(B面も同様の流れがある。)

アルバムリリースに先立ち、Ian Anderson(イアン・アンダーソン)は「再びヒットシングルを作る。」と宣言してこの曲を含むEPをリリースした。(他の曲は"A Christmas Song""March the Mad Scientist""Pan Dance"
リリースは1976年の12月で、クリスマスを狙ったシングル(EP)リリースであったことは言うまでもない。
後にTHE JETHRO TULL CHRISTMAS ALBUMを制作するが、そのコンセプト自体はこの時に実現されたものであった。

この曲はそのTHE JETHRO TULL CHRISTMAS ALBUMでもリメイクされるが、オリジナルバージョンの方がドラムが遠慮なくドカスカ入って小気味良い。一方でフルートはリメイク版の方に軍配が上がるかな。まあ要するにどちらも捨てがたいということだ。

先述の経緯があるので、Andersonとしてはかなり売れ線を狙った作曲ではあったようだが・・・EPは英チャートで28位に昇る。やや期待外れだ。このとき、バンドはRod Stewartのキャンセルの穴埋めで急遽英国の国民的音楽番組、TOP OF THE POPSに出演する。Andersonも元々出演を狙っていたらしい。この番組に出演するとかならずヒットするといわれ、次週のチャート上昇が期待された。

結果、次週もまた28位だった。結局最高位はこの28位だった・・・




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