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全曲レビュー #64:"WarChild" [f:全曲レビュー, 1974-1979]

"WarChild / ウォーチャイルド" -- WARCHILD 1974年

砲弾の音のSEから始まるミドルテンポの曲。(アルバム全体に言えることだが)David Palmer(デイヴィッド・パーマー)のストリングズに大きく支配されている。また、Ian Anderson(イアン・アンダーソン)はサックスを吹いている。

全2作がアルバム1曲の難曲だったことはメンバーの演奏力を著しく向上させたと見え、LIFE IS A LONG SONG EPの頃とは見違えるようなプレイを聴かせてくれる。特にバスドラ連射を炸裂させるBarrie Barlow(バリー・バーロウ)は凄まじい。一方で、Jeffrey Hammond(ジェフリー・ハモンド)のベースのグルーヴ感のなさが顕著で、プレイヤーとして彼一人が脱落していることも分かってしまい、リズムセクションのアンバランスさが露呈している。

この曲には企画段階でボツったWARCHILDの映画用にオーケストラアレンジがあり、A CLASSIC CASE: MUSIC OF JETHRO TULLで演奏されている。

ちなみに、ボツった映画、そしてアルバムタイトルにもなった"WarChild"は、Roy Harper(ロイ・ハーパー)の"McGoohan's Blues"(FOLKJOKEOPUS収録)の歌詞の一節"war man"にインスパイアされたものと言われている。





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