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HEAVEN AND HELL Live in Tokyo, 22nd October 2007 [i:Live観戦記]

遅くなりました。もう先週になりますが、HEAVEN AND HELLことDio編成BLACK SABBATHのライヴに行ってきました。

メンバーは
Tony Iommi(トニー・アイオミ)
Geezer Butler(ギーザー・バトラー)
Vinny Apice(ヴィニー・アピス)
Ronnie James Dio(ロニー・ジェイムズ・ディオ)

Tony Iommiは言うまでもなく、JETHRO TULLの2代目ギターリストの座を棒に振った漢であります。

そして、Dio・・・ディオ・・・
日本では絶大な人気を誇るへヴィメタルボーカリストである、Ronnie James Dio。

日本でDio(ディオ)といえば、悪の帝王DIO様か、ホンダのバイクか、このRonnie James Dio先生である。
RAINBOW脱退後、Ozzy Osbourneが脱退後してボーカルが空席だったBLACK SABBATHに加入し、「HEAVEN AND HELL」「MOB RULES」「LIVE EVEL」の3枚を残しました。後に再加入して「DEHUMANIZER」を製作するも再び脱退。
今回は再々加入ということでしょうか。おそらくはOzzy Osbourneの許可がなくBLACK SABBATHを名乗れないので、名盤と名高い「HEAVEN AND HELL」(全英第9位、全米第28位)をバンド名としたのでしょう。(注)

さて、Dio先生は大変金欠であることでも有名でして、今回も金の為の再結成であることは言わずともファンには分かっているのであります。
しかし、社会人になり現実のビジネスのドロドロに身をうずめると、そんなDio先生を責められないのだ。いいじゃないか。ファンは喜んでるんだし。

事前に最近のDIO(Ronnie James Dio自身のバンド)のライヴ映像を観るが、高音が出ていなくてちょっと悲惨だったので、かなり心配になる。

・・・
と、いうわけで、HEAVEN AND HELLの来日公演 at 東京国際フォーラム。1階席の後ろです。こんな後ろの席で見るのは久方ぶり。

TRIVIUMという若手メタルバンドが前座だったのですが、全く好みじゃなくて辛かった。席を立つ人もいましたが、我慢。一生懸命、全部聴いたが、好きになれなかった。やっぱりリフやメロディがないと厳しいです、私は。

しかし、こうして若手と古株を組み合わせる構成は良いマーケティングだなあと思いました。TRIVIUMのファンもメタルゴッドであるBLACK SABBATHを一緒に体験できるわけだし、その逆もまた然り。(私はダメでしたが・・・)

TRIVIUMが終わって休憩時間にトイレに行くと、男は長蛇の列で女はガラガラ。漢のライヴだ。メタルってこうなの?


待ちに待ったHEAVEN AND HELLは、"E5150"をオープニングにして登場。あれ、音質が悪い。。全体的に音がノイジーです。続く"The Mob Rules"もなんか盛り上がれません。"Children Of The Sea"のアルペジオもキレイに聞こえない。

Dio様の声もそんなに出てるかなあ??数年前にDEEP PURPLEのゲストで見たときと比べると高音が出てない印象(つーかフェイク)。ただし中音域の張りはさすが。

次の"I"は駄作と評される「DEHUMANIZER」から。この曲あたりからバンドの調子が出てきた感じ。それほど昔の曲じゃないためか、Dioも良く歌えてる。"I"は良い曲ですね。"Computer God"もやりましたが、これも出来が良かった。「DEHUMANIZER」は過小評価かな。

個人的に一番良かったのは中盤にやった"Voodoo"でした。Dioのボーカルにかかっていたエフェクトも良い効果出してた。この頃には音質もかなり改善されてた。ボーカルを除いて。そこで、ボーカルは音質が悪いのではなくそもそもこういうエフェクトをかけてるんじゃないかという疑念が湧く。
あと、ギターソロ中にもかかわらずバッキングの音が分厚かった(ベースとは別の音が聞こえてた)りしてた。ミキサー側で結構いじってた?

そんなこんなで、個人的にはそれほど盛り上がれないまま、コンサートは続く。

"Die Young"で合唱になったのがびっくり。歌いやすいといえばその通りだが。
本編ラストは"Heaven And Hell"も合唱。さすがの名曲でこみ上げてくるものがありますです。

アンコールは"Neon Knights"のみで寂しかった。"Turn Up the Light"やってほしかった。

音質が悪かったのは場所が悪いのが原因だったのかもしれません。2階席は良好だったそうです。Dioも良い感じだったそうです。
だがしかし、後ろはやっぱり盛り上がれません。目が悪いのもあるかもしれませんが。

長くなりましたが、要するに、あまり盛り上がれませんでした。前で見たかったよ~


(注)・・・再?結成時、英国の雑誌は名称を名乗れないのは法的に・・・と書いていたように記憶しているが、下記サイトによると、名称の権利はTony Iommiが保持しており、名前を変えたのはオリジナル編成でRock and Roll Hall of Fame入りしていたため混乱を避けたかったのだとか。(10/31追記)
http://metalman.skynetblogs.be/archive-month/2006-11




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