SSブログ

THE FIRM [j:CRITIQUE OBLIQUE]

firm1

QUEEN Mk-IIが来日しましたね。いや、行ってないですけど。

知人に「今度QUEENに行くんですよ~」という人(マニアではない民間人)がいた。
「イヤ、あれはヴォーカルが違っててね、Fredieはエイズで死んでるから今はPaul Rogersという人がヴォーカルでね、この人は元々FREEとかBAD COMPANYのヴォーカルでね、特に後者は70年代の欧米ではQUEENと同じかそれ以上に人気があってね、奥さんが日本人で故川口浩の義弟にあたってね、めちくちゃ歌は上手いんだけどね云々」
という入れ知恵は特にせず、ふぅんそうなんだと軽く流しておいた。感想はどうだったんだろうか。

ヴォーカルが愛しのPaul Rogersなので行きたいのは山々だったんだけど、どっちかとういうとソロで観たいし、行ったとしてもQUEENはいいからBAD COMPANYやってくれ、という思いが強すぎて楽しめなかったと思う。私は。

そんなRogersさんの作品で今回紹介するのがTHE FIRM。最近良く聴いてるんです。

(久々の更新がTULLネタでなくてごめんなさい)

いやー好きなんですよ。THE FIRM。Jimmy PageとPaul Rogersが結成した80年代のすぅぱぁバンドです。
ベースは当時はまだまだ無名だったTony Franklin(←最近まで日本で活動してた)。ドラムは渡り鳥のChris Slade(←URIAH HEEPの問題作「CONQUEST」で叩いている事は忘れてあげよう)。

ファーストの「THE FIRM」(全英第15位/全米第17位)はジャケがBAD COMPANYのファーストと似ているが、音楽性もRogers色が強い。"Radioactive"という必殺曲が収録されているんだけど、Rogers作。ZEPファンは幻の曲"Swan Song"をベースにしているという"Midnight Moonlight"でノックアウトされてください。
あと、"Satisfaction Garanteed"のプロモではPageがボウイング奏法を見せてくれているので興味のある方は探してみましょう。

セカンド「MEAN BUSINESS」(全英第46位/全米第22位)は、よりいっそうRogers色が濃い。ていうかPageの曲がつまらなさ過ぎる(幻のXYZの曲だったという"Fortune Hunter"は◎)。"All the King Horses"という必殺曲が収録されているんだけど、やはりRogers作。ちなみにこの曲のプロモは明らかに戦国時代の(インチキ)日本をモチーフにしたもので、あまりに・・・なために日本人なら唖然とすること必至。

上記全2作でバンドは消滅。アルバムも駄作扱いで可愛そう。そんなに悪くないと思うんだけどなあ。"駄作"というレッテルのおかげで聴いたことがない人が実は多いのでは。
確かにZEPやBAD CO.と比べると遜色はあるけど。Page、Rogers両人とも末期にはアイディア枯渇気味だったからなあ。その延長線上だから悪く言えば絞りカスみたいな曲もあるにはある。

両方とも冷静に聴けば悪くないアルバムなので、過度に期待しないで(笑)、聴いてみてください。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

「AQUALUNG LIVE」Matt Pegg & PROCOL H.. ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。