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BAD COMPANY, Live in Tokyo, 26th October 2010 [i:Live観戦記]

遅くなりましたが、BAD COMPANY / バッド・カンパニー来日公演の感想です。場所は東京国際フォーラム。火曜日ってサラリーマン泣かせですねぇ。

今回のBAD COMPANY公演はオリジナルメンバーでの来日といいますが、ベーシストのBoz Burrellはすでに故人で、さらにギターリストのMick Ralphsは急病で来日中止。結局残りはPaul RogersとSimon Kirkって・・・・それってBAD COMPANYでもあるしFREEでもあるじゃん!看板変えてもやってけるな。

正直、Mick Ralphs来日中止を知り、当日までキャンセルするか迷いました。しかし実はまだPaul Rogersを見たことなかった。スコットランドにいたとき見る機会はあったはずだがなぜか逃したのだ。(このライヴ
また、Bozが死にRalphsが病気になるくらいなら残り二人も見られるうちに見とかないとな・・・と行く決心をしたのでした。
そして、行って良かった。最高のライヴでした。

さて、本公演には前座がいまして、Paul Rogersの息子Steve Rogers。アコギ弾き語りの一人公演ですがさすがに歌はうまい。凄腕ギターリストとタッグ組むと映えるんじゃないかな。

で、COMPANY。

大ヒット曲で代表曲の"Can't Get Enough"からはじまりいきなり総立ちのお盛り上がり。Paul Rogersのマイクスタンドを振りまわすステージアクションに感動!David Coverdaleにパクられてましたが(笑)しかし本当に60歳かよ!

曲によってはゲストギターリスト(正体は裏方スタッフみたい)が出てMick Ralphs不在を補ってました。

Boz Burrelの曲をやりましたが、追悼という意味かな。しかし、MCで不在の二人に触れることはなかった・・・

驚いたのは"夜明けの刑事"。一部で異様な盛り上がりでした。私も盛り上がりましたが周りはキョトンとしてました。ちなみに私はドラマは見たことないです。

バンドもノリノリで、アンコールは2回、いや実質3回あった。FREEの"Be My Friend"はサービスですよね。"Ready For Love"で関係者も前に出して大団円・・と思いきやRogers先生、「もう1曲やるぞ。"Stormy Monday"!」と叫ぶ。これ予定外ですよね。

んでも結構観客に歌わせようとしてました。Rogers先生、あんた元嫁が日本人なんだから日本のファンが歌詞なんてほとんど知らないこと分かってるよね(笑)?

新曲もやったのでアルバムを出す予定もあるのかな。今度はMick Ralphsも連れてきてくれ。

THE FIRM再結成でもいいけど。(みんな生きてるし。)

Paul Rogers (ポール・ロジャーズ) -- Vocal, Guitar, Piano
Simon Kirk (サイモン・カーク) -- Drums
Lynn Sorensen (リン・ソレンセン) -- Guitar, Vocal
Howard Leese (ハワード・リース) -- Bass, Vocal
+Markus Wolfe (マーカス・ウルフ) -- Guitar

1.Can't Get Enough (Ralphs) from BAD COMPANY
2.Honey Child (Rogers/Ralphs/Kirk/Burrell) from RUN WITH THE PACK
3.Run With The Pack (Rogers) from RUN WITH THE PACK
4.Burnin' Sky (Rogers) from BURNIN' SKY
5.Oh, Atlanta (Ralphs) from DESOLATION ANGELS
6.Seagull (Rogers/Ralphs) from BAD COMPANY
7.Gone, Gone, Gone (Burrell) from DESOLATION ANGELS
8.Mr. Midnight (new song)
9.夜明けの刑事 (previously unreleased)
1.Electric Land (Rogers) from ROUGH DIAMOND
11.Feel Like Makin' Love (Rogers/Ralphs) from STRAIGHT SHOOTER
12.Shooting Star (Rogers) from STRAIGHT SHOOTER
13.Rock & Roll Fantasy (Rogers) from DESOLATION ANGELS
14.Movin' On (Ralphs) from BAD COMPANY

<encore-1>
15.Bad Company (Rogers/Kirk) from BAD COMPANY
16.Be My Friend (Rogers/Fraser) from FREE'S HIGHWAY

<encore-2>
17.Ready For Love (Ralphs) from BAD COMPANY
18.Stormy Monday (T-Bone Walker)






YouTube: Bad Company - Bad Company




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URIAH HEEP with Micky Moody, Live in Kawasaki, 23rd October 2010 [i:Live観戦記]

URIAH HEEP / ユライア・ヒープ3度目の来日公演

私、実は初めてのクラブチッタ。1階M列15番でした。中央でかつ隣が開いていたので2人分のスペースがありなかなか良かった。

待望の来日です。前が91年でしたが私は子供でURIAH HEEP / ユライア・ヒープのことなど当然知らなかったので。英国にいたときもHEEPのライヴはありませんでした。学生のころコピーバンドをやっていたので思い入れは深いバンドです。本当に待望のライヴでした。

一抹の不安は、「DAMONS AND WIZARDS / 悪魔と魔法使いの完全再演」がうたわれていたこと。もっと最近の曲も聴きたいのに。そこまで観客に媚びなくてもチッタぐらいの集客は見込めたと思うのですが・・・

1曲目が最新作からの"Wake the Sleeper"だったのはやはり意地でしょうか。これは嬉しかった。しかしBarnie Show&Phil Lanzonが加入してからの曲は最新作からの2曲のみでした。

最初の方はヴォーカルの音が悪かったですが、だんだんバランスも良くなってきて、曲のドラマティックさとも相まって迫力あるサウンドでした。皆結構な年齢だし時差ボケだもあったはずですが(MCで朝食の時間なのでフレッシュとか言ってたけど、ジョークである)、全編通して実にパワフルでした。

最初にMick Boxが登場したとき客をあおるので1曲目から全員総立ち。Bernie Shawも客を乗せるのがうまいです。しかし、Shawの歌のうまさには感動しました。歌のテクニックという点ではアル中のDavid Byronよりずっと上だと思います。

その他気付いたこと。

[E:karaoke]Trevor Bolderの曲をやらなかった。
[E:karaoke]名盤SEA OF LIGHTから1曲はやってほしかった。
[E:karaoke]"The Spell"で泣きモードになったところに"Rain"に続くのはニクイ。
[E:karaoke]"Stealin'"がライヴの定番である理由が良く分かった
[E:karaoke]Micky Moodyはあまり目立たなかった。正直"Fool for Your Loving"を期待してた。
[E:karaoke]トキヨートキヨーと連発していたがここは川崎だ。

しかし、Boxの右手で拝むようなアクションは何なんだろうか??
25日のセットリストは若干変わるらしいです。でもDAMONS AND WIZARDSはやるらしい。

Mick Box (ミック・ボックス) -- Guitar, Vocal
Trevor Bolder (トレヴァー・ボールダー) -- Base, Vocal
Phil Lanzon (フィル・ランゾン) -- Keyboard, Vocal
Bernie Shaw (バーニー・ショウ) -- Lead Vocal
Russell Gilbrook (ラッセル・ギルブルック) -- Drums
+guest Micky Moody (ミッキー・ムーディ) -- Guitar

1. Wake the Sleeper (Box/Lanzon) from WAKE THE SLEEPER
2. Return to Fantasy (Hensley/Byron) from RETURN TO FANTASY
3. Book of Lies (Box/Lanzon) from WAKE THE SLEEPER
4. Stealin' (Hensley) from SWEET FREEDOM
5. The Wizard (Hensley/Clark) from DAMONS AND WIZARDS
6. Traveller in Time (Box/Byron/Kerslake) from DAMONS AND WIZARDS
7. Easy Livin' (Hensley) from DAMONS AND WIZARDS
8. Poet's Justice (Box/Kerslake/Hensley) from DAMONS AND WIZARDS
9. Circle of Hands (Hensley) from DAMONS AND WIZARDS
10. Rainbow Demon (Hensley) from DAMONS AND WIZARDS
11. All My Life (Box/Byron/Kerslake) from DAMONS AND WIZARDS
12. Paradise (Hensley) from DAMONS AND WIZARDS
13. The Spell (Hensley) from DAMONS AND WIZARDS
14. Rain (Hensley) from THE MAGICIAN'S BIRTHDAY
15. Free Me (Hensley) from INNOCENT VICTIM
16. Gypsy (Box/Byron) from VERY 'EAVY, VERY 'UMBLE>
17. Look at Yourself (Hensley) from LOOK AT YOURSELF
18. July Morning (Hensley) from LOOK AT YOURSELF
<Encore>
19. Sunrise (Hensley) from THE MAGICIAN'S BIRTHDAY
20. Lady in Black (Hensley) from SALISBURY

なんかもうほとんどKen Hensleyの曲なわけで、Hensley先生が今のHEEPを認めないのも分からんでもない。

もっと最近の曲をやるべきだと思うし、ここ数作品は70年代に匹敵するクオリティですので自信を持ってほしいなあ。Phil Lanzonの作曲能力は類稀なるものがあって、本当にもったいない。URIAH HEEPの看板で損している気もします。

終了後、Yさんと飲みに行ってHEEPやTULLのことを語り明かす。

次は本国で見たい。


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ASIA Live in Tokyo, 12th May 2008 [i:Live観戦記]

再結成ASIA、二度目のライヴ体験です。場所は東京国際フォーラム。

前回はグラスゴーで酒片手のスコッツ親父に囲まれての観戦でしたが、今回は文字通りASIA IN ASIAの体験となります。

言うまでもなくメンバーは
Geoffrey Downes/ジェフリー・ダウンズ:キーボード、ヴォーカル
Steve Howe/スティーヴ・ハウ:ギター、ヴォーカル
Carl Palmer/カール・パーマー:ドラムス
John Wetton/ジョン・ウェットン:リードヴォーカル、ベース、ギター

さすがにもう一度見ているし、行くかどうか直前まで躊躇しておりました。

セットリストはKen_Wettonさんのブログを参照。

感想は、まあまあ。

[E:happy01]良かった点:
・Howe爺が意外にノッてた。
・John Wettonの弾き語りだったが「ASTRA」の曲"Voice of America"をやってくれた。
・「キミタチサイコダヨ」が聞けた。グラスゴーでは当然なかったので。

[E:despair]悪かった点
・新曲が2曲("Never Again""An Extraordinary Life")と少なすぎ。結果、前回と変わり映えがしなかった。
・KING CRIMSON等の過去バンドの曲はいらない。
・演奏が不安定。特に終盤はグダグダ。


ツアーを重ねてるのに演奏が不安定なのは、おそらくライヴ優先であまりリハーサルできていないのでは?
前回のツアーと選曲が大して変わってないのはそれも一因ではなかろうか。
やっぱり集金ツアーなんだなと感じてしまいましたが、せっかくニューアルバムの出来が良かったんだし新曲をもっとやってアルバムの売上を伸ばす方が結果的に集金になると思うのですがねぇ。
ソロとか過去バンドの曲とかいいから、もっとASIAの曲をやって欲しかったです。良い曲たくさんあるんだから。

グラスゴーでは観客は合唱しててフルコーラスで歌ってる猛者もいましたが、日本はおとなしいですね。落ち着いて聴きたいときはそれも良いのですが、せめてWettonが煽った"Heat of the Moment"の合唱くらいはやりましょうよ。

さて、ASIAヒストリー本和訳が会場で売られていましたが、原著からJohn Payne時代をほぼカットしてオリジナルメンバー再結成を部分を加筆し、他のライターの文章も加えて再構成したものになってます。もしかしたら私の原著が版が古いのかもしれませんが。
John Payne時代を詳しく知りたい人は原著を読むしかないです。いないか、そんな人・・・

この面子はこれで最後でしょうかね・・Never Again?

和訳本

(2008/5/15加筆)

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HEAVEN AND HELL Live in Tokyo, 22nd October 2007 [i:Live観戦記]

遅くなりました。もう先週になりますが、HEAVEN AND HELLことDio編成BLACK SABBATHのライヴに行ってきました。

メンバーは
Tony Iommi(トニー・アイオミ)
Geezer Butler(ギーザー・バトラー)
Vinny Apice(ヴィニー・アピス)
Ronnie James Dio(ロニー・ジェイムズ・ディオ)

Tony Iommiは言うまでもなく、JETHRO TULLの2代目ギターリストの座を棒に振った漢であります。

そして、Dio・・・ディオ・・・
日本では絶大な人気を誇るへヴィメタルボーカリストである、Ronnie James Dio。

日本でDio(ディオ)といえば、悪の帝王DIO様か、ホンダのバイクか、このRonnie James Dio先生である。
RAINBOW脱退後、Ozzy Osbourneが脱退後してボーカルが空席だったBLACK SABBATHに加入し、「HEAVEN AND HELL」「MOB RULES」「LIVE EVEL」の3枚を残しました。後に再加入して「DEHUMANIZER」を製作するも再び脱退。
今回は再々加入ということでしょうか。おそらくはOzzy Osbourneの許可がなくBLACK SABBATHを名乗れないので、名盤と名高い「HEAVEN AND HELL」(全英第9位、全米第28位)をバンド名としたのでしょう。(注)

さて、Dio先生は大変金欠であることでも有名でして、今回も金の為の再結成であることは言わずともファンには分かっているのであります。
しかし、社会人になり現実のビジネスのドロドロに身をうずめると、そんなDio先生を責められないのだ。いいじゃないか。ファンは喜んでるんだし。

事前に最近のDIO(Ronnie James Dio自身のバンド)のライヴ映像を観るが、高音が出ていなくてちょっと悲惨だったので、かなり心配になる。

・・・
と、いうわけで、HEAVEN AND HELLの来日公演 at 東京国際フォーラム。1階席の後ろです。こんな後ろの席で見るのは久方ぶり。

TRIVIUMという若手メタルバンドが前座だったのですが、全く好みじゃなくて辛かった。席を立つ人もいましたが、我慢。一生懸命、全部聴いたが、好きになれなかった。やっぱりリフやメロディがないと厳しいです、私は。

しかし、こうして若手と古株を組み合わせる構成は良いマーケティングだなあと思いました。TRIVIUMのファンもメタルゴッドであるBLACK SABBATHを一緒に体験できるわけだし、その逆もまた然り。(私はダメでしたが・・・)

TRIVIUMが終わって休憩時間にトイレに行くと、男は長蛇の列で女はガラガラ。漢のライヴだ。メタルってこうなの?


待ちに待ったHEAVEN AND HELLは、"E5150"をオープニングにして登場。あれ、音質が悪い。。全体的に音がノイジーです。続く"The Mob Rules"もなんか盛り上がれません。"Children Of The Sea"のアルペジオもキレイに聞こえない。

Dio様の声もそんなに出てるかなあ??数年前にDEEP PURPLEのゲストで見たときと比べると高音が出てない印象(つーかフェイク)。ただし中音域の張りはさすが。

次の"I"は駄作と評される「DEHUMANIZER」から。この曲あたりからバンドの調子が出てきた感じ。それほど昔の曲じゃないためか、Dioも良く歌えてる。"I"は良い曲ですね。"Computer God"もやりましたが、これも出来が良かった。「DEHUMANIZER」は過小評価かな。

個人的に一番良かったのは中盤にやった"Voodoo"でした。Dioのボーカルにかかっていたエフェクトも良い効果出してた。この頃には音質もかなり改善されてた。ボーカルを除いて。そこで、ボーカルは音質が悪いのではなくそもそもこういうエフェクトをかけてるんじゃないかという疑念が湧く。
あと、ギターソロ中にもかかわらずバッキングの音が分厚かった(ベースとは別の音が聞こえてた)りしてた。ミキサー側で結構いじってた?

そんなこんなで、個人的にはそれほど盛り上がれないまま、コンサートは続く。

"Die Young"で合唱になったのがびっくり。歌いやすいといえばその通りだが。
本編ラストは"Heaven And Hell"も合唱。さすがの名曲でこみ上げてくるものがありますです。

アンコールは"Neon Knights"のみで寂しかった。"Turn Up the Light"やってほしかった。

音質が悪かったのは場所が悪いのが原因だったのかもしれません。2階席は良好だったそうです。Dioも良い感じだったそうです。
だがしかし、後ろはやっぱり盛り上がれません。目が悪いのもあるかもしれませんが。

長くなりましたが、要するに、あまり盛り上がれませんでした。前で見たかったよ~


(注)・・・再?結成時、英国の雑誌は名称を名乗れないのは法的に・・・と書いていたように記憶しているが、下記サイトによると、名称の権利はTony Iommiが保持しており、名前を変えたのはオリジナル編成でRock and Roll Hall of Fame入りしていたため混乱を避けたかったのだとか。(10/31追記)
http://metalman.skynetblogs.be/archive-month/2006-11




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HEAVEN AND HELL来日公演 [i:Live観戦記]

要するに、、再結成BLACK SABBATH
大人の事情でその名前は使えない。

来日公演、10/22の東京国際フォーラムに行きます。
席は結構後ろです・・・
18.00開始という、メインターゲットの中年サラリーマンを無視したタイムスケジュール。
普段なら当然遅刻ですが、運よく研修が入り、17.30には終わります。
それでも遅刻確実ではありますが、前座がいるらしいのでHEAVEN AND HELLには間に合うだろう。

先日最近のDIOのライヴ映像を観て、Ronnie James Dioの喉の衰えぶりに驚愕したので、ちょっと不安です。


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BLACKMORE'S NIGHT Live in Grenlothes, 10th June 2007 - Part.2 [i:Live観戦記]

前回の続きでBLACKMORE'S NIGHT / ブラックモアズ・ナイトのライヴレビューです。

御大Ritchie Blackmore(リッチー・ブラックモア)の登場であります。
不埒にも、中世の建物を模したドリフのようなステージセットが、今にも虹色に輝かないかと妄想するのでした。

Candice Night(キャンディス・ナイト)も登場し盛り上がります。美人です。

一曲目は"Past Time With Good Company"。JETHRO TULL / ジェスロ・タル的に言うと、"Pastime With Good Company"、つまり"King Henry Madrigal"であります。メドレーで"Rainbow Blues"。

いきなりJETHRO TULLか!

もうお腹いっぱいです。Candice Nightが、"次はファーストアルバムの曲でIan Andersonが参加した云々"・・・またTULLか!
というわけで"Play Minstrel Play"。フルートはキーボードがやってて、なえる。

この後の曲順は良く覚えておりません。

中盤の"Ariel"では御大が白のストラトでかなり長いソロを演ってくれました。感涙・・・
例の右手を突き出したガッツポーズのアクションも時々やってくれますが、年のせいか曲のせいか動きが緩慢で、ある意味涙が出そうになりました。ビートたけしそっくりです。やはりToo Old To Rock 'N' Rollなのでしょうか・・?

BLACKMORE'S NIGHTは、こっちではダンスバンドに近いようです。"Home Again"等ではおもむろに観客が立ち上がり踊ってました。まるで沖縄の飲み屋です。それが皆さん自然でして、挙句の果てには最前列がCeilidh(ケイリー。スコットランドの伝統的なダンス。)を踊りだし、Candice Nightも真似てRitchie Blackmoreに絡もうとしますが、演奏に集中していて無視でした(笑)。ちょっと見直した。。。

しかし、このバンドもJETHRO TULLと同じくMCが長いこと長いこと。Candice Night、実はかなりお話し上手です。中盤以降は、なんと!Blackmore大先生もMCに絡み、文字通り夫婦漫才状態です!!(Blackmoreはマイクがないのでボソボソと聞こえるだけだが。)
Blackmoreは演奏中も実に楽しそうで、最前列のコスプレ客にビールを振舞います。やはり、日本から和服を持ってくるべきだった・・・

コンサート本編のシメは"Renaissance Faire"だったと思います。イントロでRitchie Blackmoreがハーディ・ガーディを弾いたのはこのときだったような。後半は前座のGOTHIENのメンバーも加わりました。

アンコールも何をやったか、みんな踊っていたこと以外よく覚えていません。アンコール終了後に、Ritchie Blackmoreがギターを回収しようとするローディ(この人もコスプレ)を無視しておもむろにもう一曲弾き始め、結局Candice Nightとデュオでもう一曲やりました。これはNightにとってもサプライズだったらしく、すごく驚いた顔で客席を見回したのが印象的でした。

DEEP PURPLEやRAINBOWの曲はほとんどやりませんでした。"Soldier Of Fortune"(DEEP PURPLE「STORMBRINGER」収録)と"Ariel"(RAINBOW「STRANGER IN US ALL」収録)だけでした。もっとも、ライヴの宣伝では「あの元DEEP PURPLEの~」みたいな枕詞は一切なかったのですが。



結論を言うと、すごく楽しかったです。Ritchie Blackmoreは実に楽しそうにやってたので、このままこのプロジェクトを続けてもらいたい。ヨーロッパではニッチ市場とはいえ結構確固たる地位を築いているようだし。

後半は音がラウドでロックっぽくなってました。ある意味女性ボーカルのRAINBOWという割り切りもありかと思いました。
アルバムは退屈する部分も確かにあるのですが、ライヴはまったく飽きなかったです。曲順や演出で客が飽きないように工夫してるなと感じました。

けれども、これから日本のファンからは離れていくかもな、とも思いました。先日見たJETHRO TULLもそうでしたが、ここ英国でのBLACKMORE'S NIGHTのライヴは、音楽だけでなくMCによる観客とのコミュニケーションも含めた"ショー"でした。オーディエンスもCandice Nightに合わせてダンスします。それが自然なことでした。
しかし、日本ではどうでしょうか。言葉の壁があるのでMCは最低限にせざるを得ない。また、BLACKMORE'S NIGHTのライヴに来るのは大半がDEEP PURPLEやRAINBOWにおけるRitchie Blackmoreのファンでしょう・・・踊らないですよね。私も日本では踊らない。(さすがに今回は踊りましたよ!)

BLACKMORE'S NIGHTは間違いなく、ライヴバンドでした。また見たいです。


★バーミンガム公演に行かれた方の感想はこちら


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BLACKMORE'S NIGHT Live in Grenlothes, 10th June 2007 - Part.1 [i:Live観戦記]

泊りがけでBLACKMORE'S NIGHTを見に行ってきました。場所は、スコットランドはファイフ地方の都市、グレンロセス。

BLACKMORE'S NIGHTとは、DEEP PURPLE~RAINBOWのギターリストだったRitchie Blackmore(リッチー・ブラックモア)が若い恋人Candice Night(キャンディス・ナイト)と組んだバンドです。ジャンルは中世音楽をベースにしたロックといったところか。

行く直前に、最近出たRitchie Blackmoreの伝記本「BLACK KNIGHT」を入手、汽車中で斜め読み。日本の雑誌には出ない興味深い話がちらほらと。

・RAINBOWが途中でポップ化して売れ線を狙い始めたのは、当時バンドとRitchie Blackmoreが金銭的に苦しかったかららしい。当時のキーボーディストであるDon Airey(ドン・エイリー)の推測では、「DOWN TO EARTH」当時、Blackmoreの版権は抵当に入っていたという。
・再結成RAINBOWを止めてBLACKMORE'S NIGHTに本腰を入れたのは、再結成RAINBOWの米ツアーがドサ回り状態のなかで、日本でBLACKMORE'S NIGHTのデビューアルバム「SHADOW OF THE MOON」が好セールスをあげ、金銭面でやっていける自信がついたから

生々しいですな。

しかし、上記のとおりなら、Ritchie Blackmoreがハードロックを離れルネサンスフォークに走ったのは我々日本のファンの責任ということになります。当時煽った評論家の先生方は今頃後悔しているのでしょうか。(セカンド以降のBLACKMORE'S NIGHTのアルバムって苦々しい評価が多い気がする。)

とまれ、「SHADOW OF THE MOON」を発売日に買った日本人として、責任の一端を感じつつ、重い足取りで会場に向かうのでした。(嘘)

さて、実は事前にチケットを買うとき、前方の席はコスプレ(多分中世風の)の人限定と告知されておりました。会場に入ると、おりますおります。ロビン・フッドもどき、兵士、ゴス・・・
自分も羽織袴あるいは剣術の稽古着であればジャパニーズサムライとして堂々と前方の席に向かったのでありますが、残念ながら持ってきておりません。一民間人として後方右の席に座ります。

小ホールがほぼ満員です。

このツアーでは前座がおりまして、チェコのやはりトラッドバンド、GOTHIENです。ロックアレンジではなく、かなり純正な欧州各地のトラッドを演奏してくれます。上手い。MCの英語も上手い。普通に観客と会話しておりますよ。海外に行きたがっている日本のミュージシャンも見習ってください。

GOTHIENは30分くらいで、休憩を挟んでBLACKMORE'S NIGHTの登場です。

メンバーは
Ritchie Blackmore -- Electric & Acoustic Guitars, Mandolin, Hurdy-Gurdy
Candice Night -- Lead Vocal, Whistle, Shawm
Bard David of Larchmont -- Keyboard, Vocal
Squire Malcolm of Lumley -- Drums
Baron St. James -- Bass, Acoustic Guitar, Vocal
Sisters of the Moon (Lady Madeline and Lady Nancy) -- Vocals

ステージセットは中世の家屋の中を模しているようで、フルスタジオ盤としては最近作である「THE VILLAGE LANTERNE」にちなんでか、上方にランタンが灯っています。もっともこのアルバムからはほとんどやらなかったが。

中央に黒ずくめの老けたおっさんがギターを持って立っております。御大Ritchie Blackmoreです。歓声が沸きあがります。

と、ここまで書いて力尽きたので、続きは明日書きます。
ちなみに、セットリストをメモるのを忘れました・・・


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ASIA Live in Glasgow, 30th Nov 2006 [i:Live観戦記]

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オリジナルメンバーで再結成した80年代初頭を代表するスーパーバンドASIAのグラスゴー公演に雨の中行ってきました。

メンバーは、
Geoffrey Downes/ジェフリー・ダウンズ:キーボード、ヴォーカル
Steve Howe/スティーヴ・ハウ:ギター、ヴォーカル
Carl Palmer/カール・パーマー:ドラムス
John Wetton/ジョン・ウェットン:リードヴォーカル、ベース、ギター

場所はCarling Academyという中規模のホール。ただし一階の三分の一はパブであるためキャパ的には小ホールかな。一階はオールスタンディングです。

19時開場で20時開演、前座は無しとの情報が主催者側からあらかじめ送られてきていたので、19時半頃に付くように到着。人は入ってたがみんな飲むのに夢中で一階は人がまばら。ラッキー。

向かって右にキーボード、左にギターがあったが、真ん中とキーボードの間の位置の前から3列目を確保。この位置だとCarl Palmerがあまり見えないが、気にしない。

セットリストは以下の通りで全米ツアーから変わっていない。本公演はレコーディングされて終演後に開場販売されたので、セットリストが分かるのです。暗記しているわけではありません(笑)
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