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[知りたい]Thick As A Brick 2がGerald Bostockの回顧録であるという説 [c:TULL Trivia]

本当はリリースされたLive In Icelandの感想を書くはずだったが、Live In Icelandの日本語解説とストレンジ・デイズ誌に納得いかない説が載っているので思うところを書いてみたい。

なお、今号のストレンジ・デイズ誌はIan Anderson特集。日本盤を含むいくつかのリリースラッシュだったので良い機会だったのだろう。企画には率直に敬意を表したい。

納得いかない説というのはTwitterでも触れたが、Thick As A Brick 2 / ジェラルドの汚れなき世界2(以下TAAB2)がGerald Bostock(ジェラルド・ボストック)の回顧録をベースにしているという話で、今号のストレンジ・デイズ誌p.38から引用すると、
アンダーソンは、40周年を記念し"大人になったジェラルドは政界に進出して50歳で引退、もしも自分の人生が投資家や軍人やホームレスだったらという可能性を検証した回顧録を執筆"という設定で『ジェラルドの汚れなき世界2』を製作

とあり、同様の説がLive In Icelandの日本盤解説にも書かれている。(ストレンジ・デイズ誌の編集長の筆になる。)

管見の限り、私はこの説をこれ以外で読んだことがない。ぜひ情報のソースが知りたい。

私のTAAB2のコンセプトの理解はこうである。(公式サイト、ライナー、インタビュー、歌詞に基づく。)
Ian Andersonがその後のGerald Bostockのストーリーを作詞(クレジットもIan Anderson単独)。
以下7つの「ありえた人生」が案出された。
1. 銀行家
2. ホモのホームレス
3. 軍人
4. 聖職者
5. 普通の人(コンビニ経営)
6. 引退した政治家
7. 宇宙飛行士

このうち1~5がTAAB2の歌詞に採用された。6は電子版新聞を模したジャケットに採用された。7はボツ。
これらはパラレルでそれぞれが「ありえた人生」である。
6はTAAB2のジャケットで確かに回顧録を執筆予定とあるが、ジャケの新聞記事を読む限りその内容は政治家としての回顧録(暴露本)とのことである。
なお、引退した政治家GeraldはIan Andersonのツアマネとなり、そこで作詞の意欲がわきHomo Erraticus / ホモ・エラティカスの執筆へとつながる。
さらにHomo Erraticusのサイトにははっきりこう書かれている。

Homo Erraticus marks his return to songwriting


そもそも自分の別の人生を空想で執筆したらそれは「回顧録」ではなく「小説」ではないだろうか?と思うのだが。

というわけで繰り返すが、TAAB2がGerald Bostockの回顧録であるという説のソースが知りたい。
本当にまじめなお願いで、詳しい方ご教授ください。


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2014/08/20 twitter [l:twitter]

アイスランドライヴの日本盤解説に疑問。TAAB2は政治家Gerald Bostockの回顧録と書いているが、TAAB2のGBの5つの人生はIan Anerson作で、政治家GBの回顧録はまた別の設定のはず?どこにTAAB2がGB作詞ってあるんだ?
The Aristocratsのライヴから帰宅。アイスランドライヴ日本盤が届いているが明日だな。

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