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2014/07/19 twitter [l:twitter]

Peter-John Vettese参加、Corrado Rustici TrioのLive in Japanリリース情報 http://t.co/8kgmjXpZoV

Peter-John Vettese参加、Corrado Rustici TrioのLive in Japanリリース情報 [a:News&Rumours]

80年代前半にJETHRO TULLのキーボーディストだったPeter-John Vettese(ピーター=ジョン・ヴェテッシ)。

ここでレビューしましたが、2010年にCorrado Rustici(コラド・ルスティチ)のバンドメンバーとして来日し素晴らしい演奏を聴かせてくれました。ドラムはSteve Smith(スティーヴ・スミス)で、私はこのライヴでSteve Smithの大ファンになり彼のVital Informationのライヴにも行くようになりました。

その来日公演のライヴアルバムですが、Corrado RusticiのFacebookでずっと出すぞ出すぞと言われつつも進捗が見えず忘れかけていたところ、ようやく情報が出てきました。
タイトルはBlaze and Bloom - Live in Japan。今のところデジタルダウンロードしか情報はないですが、7/22のリリース予定のようです。
せっかくのライヴ・イン・ジャパンですが日本側でプロモーション的な動きはないのでしょうか?





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2014/07/13 twitter [l:twitter]

デラックスエディションとかスーパーデラックスエディションとかなんとかそういう箱モノがたくさん届くのだが、その全部の中身をじっくり鑑賞する暇も音源を熟聴する時間もない。なんでみんな同じ時期に出すのか・・・

全曲レビュー #239: "The Browning of the Green" [g:全曲レビュー, 1980-]

"The Browning of the Green / 第13章:枯れゆく緑:すし詰めの人生" -- HOMO ERRATICUS Ian Anderson Solo 2014年

アルバム全体の展開ではここが後半のクライマックスだと思う。くどくもなくあっさりでもなく、ハードロックにプログレ的味付けをミックスした良曲である。"The Turnpike Inn"とベースは同じ曲であるが、ここではアルバムの1曲目"Doggerland"に近い印象で同じフレーズもありここが一つの区切りであることを暗示している。アルバム全体の中でも出来は上位に位置するキメの曲と言える。

ここに歌われているのは現代社会の問題。人口爆発と自然破壊である。Ian Andersonの好むテーマで、かの名曲"Locomotive Breath"のテーマもそうだということになっている。
が、「俺たちは缶詰(の中のような生活)になる」とか、お前カントリーサイドの大邸宅に住んでるじゃないか東京の通勤電車に乗ってみろよ、とも思うが(笑)

この人口爆発は次の曲への大きな伏線なのだ。


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A Passion Play - An Extended Performance 雑感#3~リミックス [c:TULL Trivia]

前回

これまでのシリーズと同じく、Steven Wilsonによるリミックスが行われいる。ステレオと5.1chのそれぞれがあるが、やはり本命は5.1chでありステレオはオマケだと思う。(これは近年のIan Andersonのソロも同じ。)

特にA Passion Play本体は前回のリマスターの出来も良かったので、今回のステレオリミックスで劇的に音質が向上したかというとそうでもない。オリジナルのエンジニア、Robin Blackがグッジョブだったということだろう。

ただ、今回のリミックスの目玉に"The Foot Of Our Stairs"に新発見のパートが見つかったというのがあり、本リミックスが「完全版」とはいえると思う。

もっとも当の"The Foot Of Our Stairs"の未発表部分だが、これまでのミックスに聴きなれていると冗長に感じてしまうのが正直なところ。アナログの収録時間の関係でカットされたと言われているが、冗長だから削ったのではないだろうか。

今回のリミックスにあたってIan Andersonの注文があり、それは「大部分のサックスを消せ」だったらしい。サックスはAndersonにとって黒歴史。Barriemore Barlowも同じようなコメントを寄せている。
だがしかし、本作をよく聴いた諸兄には言うまでもないが、本作はサックスがふんだんに使われており、削るなんてまず無理である。
結局サックスはほとんど残してリミックスされている。というか、オリジナルミックスでは聞けなかったフレーズもあるのでかえって増えているんじゃないか・・・

なお、ブックレットのAndersonのインタビューでどうしてサックスを止めたのか真相が語られている。

しかしやはり5.1chリミックスは立体感があって良い。"10.08 to Paddington"から"Magus Perde"を経て"Epilogue"へたどり着く前人未到の流れを5.1chで聴くと、初めてこのアルバムを聴いたころを思い出し、改めて新鮮な気持ちで感動する。毎度のことながら傑作の凄さをあぶりだすSteven Wilsonには脱帽です。


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全曲レビュー #238: "In For A Pound" [g:全曲レビュー, 1980-]

"In For A Pound / 第12章:いかれ帽子屋の叫び:現代狂騒劇" -- HOMO ERRATICUS Ian Anderson Solo 2014年

最終章。コンセプト上は近未来。人類は未来へ漕ぎ出す。前向きに。ま、我々の時系列では現代であるが。

ブックレットでは年代が2013年となっている。本アルバムがレコーディングされた年であり、"in for a pound / 最後までやりきる"と前のめりなタイトル/歌詞はまさにそのことを指しているのだと思う。

曲は"Heavy Metals"と同じ。アコースティック小曲で、次の曲のイントロ的な感じ。


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2014/07/06 twitter [l:twitter]

大御所ミュージシャンのボックスセットが次々にリリースされて懐具合もたいへん寂しいが、そろそろ置き場所がなくなってきた。「子供が独立して部屋が余っている世代」がターゲットなんだろうけど・・・

A Passion Play - An Extended Performance 雑感#2~The Story of the Hare... [c:TULL Trivia]

前回

今回のリリースでは映像特典が付いていて、"The Story of the Hare Who Lost His Spectacles / 眼鏡を失した野ウサギの物語"と当時のライヴで流れていたイントロとアウトロの映像である。

"The Story of the Hare Who Lost His Spectacles"はリマスターのA Passion Playなどで既発なので映像自体は特にレアでもないのだが、ブックレットにはキャスティングの詳細(判明した限り)が書かれている。すなわち着ぐるみの中の人である。

それによると

Ian Anderson → Newt(イモリ)
Martin Barre → Owl(フクロウ)
Barriemore Barlow → Bee(蜂)
John Evan → Hare(野ウサギ)

"Law Of The Bungle (Part II)"の冒頭でMartin Barreは"I'm Martin Barre; but sometimes I'm an owl..."とスピーチしているが、「事実」だったわけだ。

また、エンジニアのRobin BlackがHippo(カバ。ダンスシーンはJeffrey Hammondとの説も)、ツアマネのEric Brooksがカメラマン(役)。
バレリーナの二人はJane ColthropeとGinnie(姓不明)であるが、Tea LadyのおばさんがColthrope嬢の母堂であるという事実も。
あの迫真の演技のおばさんが素人とは!

ブックレットにはJane Colthrope(現姓Eve)のインタビューも載っていて、彼女はジャケットのバレリーナでもあるのだが、フィルム撮影やツアーのエピソード、そしてあのジャケットと裏ジャケの意味するところが語られている。(思いっきりコンセプトの種明かしだが。)

カメラマン役はBarriemore Barlowだと思ってた。以外にもマネジャーのTerry Ellisは加わっていない。

この配役が頭にあると見慣れたフィルムもまた違った印象である。

今回のブックレットは本当に多くの謎が解明されていて本当に読みごたえがある。Jeffrey Hammondいわく、HareはHare Krishnaとかけている、とか。
でもやっぱり、このフィルムの多くはナンセンスだと思う。考えたら負けかなと。
そして意味不明なのにすごくパワーがある。この凄さが全盛期フルスロットルのJETHRO TULLだ。

Jeffrey Hammond作詞、John EvanとIan Anderson作曲のようだが、こんな不思議な曲?を作ったのが「はじまりの3人」というのは何とも・・・




(続く)

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