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2014/05/11 twitter [l:twitter]

Ian Anderonのツアーが始まったがA Passion Playの一部、"Critique Oblique"をやってるみたい。

A New Day #113 [h:A NEW DAY Magazine]

発売時にTwitterで触れましてはいましたが、ファンジン、A New Dayの113号の情報です。

この号はまるまるIan Andersonのインタビューです。ファンジンはHOMO ERRATICUSのリリース前の発売だったので当然HOMO ERRATICUSSに関する話がメインです。レコーディングの背景など詳細な事情、状況を語っており、裏ライナーノーツともいえる内容です。

後半はHOMO ERRATICUSを離れた話題となります。
まず、Ian Anderson / JETHRO TULLがなかなかアルバムを作らなかった要因を述べています。ひとつはニューアルバムというのは経済的に見合わないこと。これは改めて明言していますね。また、Martin BarreとDoane Parryとのスタジオワークは難しかったとも述べています。曰く、Barreはプレッシャーのあるスタジオワークが嫌いと自分で言っている、Perryは音が大きすぎる。
しかし、Doane Parryは1984年から、Martin Barreに至っては1969年から活動を共にしていたのであって、これ自体は事実だとしてもアルバム制作の阻害要因だったとは思えませんね。。。
ついでにAndy Giddingsとのレコーディングの難しさも語られています。う~ん・・・

最近リリース情報が出たA Passion Playの話題も。
曰く、当時はアナログAB面の時間制約があったのでどうしてもカットせざるを得ない部分があった。(今回発見された"The Foot Of Our Stairs"のカット部分への言及。)
曰く、A Passion Playは演劇的に歌われ、また英語の発音はロックのスタンダードである米国アクセントにならないよう意図されていた。アメリカンロックには聞こえないように頑張ったらしい。(ちなみに、ブリティッシュロックといっても英語の発音はロックのルーツである米国式にのっとっていることが多い。)
また、そういう唱法なので今でも歌える、とのたまっております。そんなに言うならもうやってくださいよ、A Passion Play完全再演。

次にJeffrey Hammondの話題へ。曰く、Hammondは楽典の知識は全くなかったが暗記したとおりに弾くことができた。とにかくHammondをほめまくっていますが、近年彼の健康状態が良くないことも言及しています。内容から、おそらくメンタル的な不調ではないかと推察されますが・・・

話はそのまま過去のメンバーの話題へ。Jeffrey Hammondの状況をAndersonに伝えたのはBarrie Barlow。仲直りしたんでしょうか?で、John Evans(オーストラリア在住)はメールに全然返事しないそうで、ここ一連の再発による印税設定の承諾が欲しいのに一向に返事をよこさないのでJeffrey Hammondに頼んで(おい・・・)けしかけてもらったら長文の返事が来た、とか。電話しろよ。
曰く、Peter-John Vetteseからはあるスコットランドのミュージシャンのアルバムへの参加を打診されており、近々会うことになっている。
曰く、Eddie Jobsonとは最近連絡がない。ということは、こないだのデビュー40周年ライヴの冒頭で流れたJETHRO TULLのライヴ映像使用はやっぱり無断だったんだな・・・
ケガでFAIRPORT CONVENTIONのツアーから離脱しているDave Peggに絡み、息子のMatt PeggがJETHRO TULLでツアーするも続かなかった理由も述べられています。

そして元マネジャーのTerry Ellisが進めているミュージカル版AQUALUNGについて。これはシナリオ等諸々はEllisが書いているらしく、実現するとしてもAndersonは消極的な関わりになりそう。

それから、Martin Barreの現在の活動についての感想。

とまあ、いろいろと盛りだくさんな号なのですが、Ian Andersonの息子James DuncanがTerry Ellisの娘と付き合っているという話が一番びっくり(笑)




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2014/05/09 twitter [l:twitter]

@Asnail_Onthorns 推薦ありがとうございます。買ってみます。

2014/05/04 twitter [l:twitter]

買うのを迷っているがなかなか決断できない一枚・・・http://t.co/3b4Kratau6

全曲レビュー #228: "Heavy Metals" [g:全曲レビュー, 1980-]

"Heavy Metals / 第2章:鉄器の時代:発展に於ける栄光と暗黒の歴史" -- HOMO ERRATICUS Ian Anderson Solo 2014年

グラミー賞のことを歌ったのかと思ったらそうではなかった。

ハードロックから一転してアコギ弾き語り小品。なんとなく前作Thick As A Brick 2の"Upper Sixth Loan Shark"に似ている気がしなくもない。
Heavy Metalsというタイトルでこういう曲なのはわざとだろう。"Hum~"というコーラスはIan AndersonとJohn O'Halaによるもの。Heavy Metalsの頭文字を取っているのだろうか?

鉄器の出現とそれが農具から武器につながりひいては争いの源になることを歌っている。
(現実の歴史でも鉄器文化を花開かせたヒッタイトはそれを軍事力に利用し西アジアに覇を唱えた。)


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2014/05/02 twitter [l:twitter]

あ、おっさんロックリリースラッシュはどっちかというと6月頭だった。
RT @jethrotull: Alongside Thick As A Brick, 1973's A Passion Play is Jethro Tull's most overtly Progressive and conceptual... http://t.co/Q
RT @jethrotull: Jethro Tull's classic 1973 album 'A Passion Play' remixed by @StevenWilsonHQ - http://t.co/jmtiKki1vp

A Passion Play - An Extended Performance [a:News&Rumours]

JETHRO TULLの1973年の大作、A Passion PlayがSteven Wilsonによるリミックスで再発されます。とうの以前にリミックスは完了していましたがリリースは延び延びになっていました。

リリースは6月30日の予定です。おいおい、おっさんロックのリリースラッシュの時期だよ・・・夏のボーナスから集金ということなんでしょうか。
だがしかし、CD2枚+DVD2枚という割には安価です。(現時点でburning shedで約2400円。送料別。)
アナログ盤も出ます。

http://jethrotull.com/jethro-tulls-a-passion-play-remixed-by-steven-wilson/

A Passion Play本体は"The Foot Of Our Stairs"がマルチトラックテープから発見された部分があり長くなります。

驚きなのはNightcapでいったん陽の目を見ているエルヴィユ城セッションが、Nightcapとは曲目・曲順が変わっていることです。
"The Big Top""Skating Away""Sailor"が追加されています。このうち"Skating Away"はWar Childで世に出、Tullの代表曲の一つとなっています。"Sailor"はブートレグで流出しており、その音源では確かに"No Rehearsal"につながっていたので、今回がオリジナルに忠実な構成なのかもしれません。
一方でNightcapにあった"First Post""Look At the Animals"がありません。
"First Post"は"The Big Top"になったのだろうか?
"Look At the Animals"はCHATEAU D'ISASTER TAPESでもほぼ完成形になっていた曲なので今更カットされるとは考えにくく、"Tiger"が"Tiger Toon"と"Look At the Animals"の合体なのではないかと想像してみたりする。

ビデオはナンセンス劇"The Story Of The Hare Who Lost His Spectacles"に加え、当時ライヴのイントロとアウトロで使われていたフィルムが収録。ま、Youtubeでも見られる鼓動を示す映像だと思うが。

さらに80ページの本付き。

やっぱライヴトラックはないのね・・・

[E:cd]CD 1 - A Passion Play (A new Steven Wilson stereo mix):

1. Lifebeats/Prelude
2. The Silver Cord
3. Re-Assuring Tune
4. Memory Bank
5. Best Friends
6. Critique Oblique
7. Forest Dance #1
8. The Story Of The Hare Who Lost His Spectacles
9. Forest Dance #2
10. The Foot Of Our Stairs (+ 2 extra verses found on end of multi-track reel)
11. Overseer Overture.
12. Flight From Lucifer
13. 10.08 to Paddington
14. Magus Perde
15. Epilogue

[E:cd]CD 2 - The Chateau d’Herouville Sessions (A new Steven Wilson stereo mix):

1. The Big Top
2. Scenario
3. Audition
4. Skating Away
5. Sailor
6. No Rehearsal
7. Left Right
8. Solitaire
9. Critique Oblique (Part I)
10. Critique Oblique (Part II)
11. Animelee (1st Dance) [Instrumental]
12. Animelee (2nd Dance) [Instrumental]
13. Law Of The Bungle (Part I)
14. Tiger
15. Law Of The Bungle (Part II)

[E:cd]DVD 1 - (Audio & Video):
5.1 & Stereo Mix of A Passion Play
The Story Of The Hare Who Lost His Spectacles
Intro and outro film footage used in the Passion Play tour of 1973.

[E:cd]DVD 2 - (Audio only):
5.1 & Stereo Mix of The Chateau d’Herouville Sessions

[E:book]80 page book




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2014/05/01 twitter [l:twitter]

言うまでもないですがHOMO ERRATICUS、5.1chで聴いたほうが圧倒的に良いです。
さらにPete Townshendの自伝を読んでしまいTommyの映画を久々に見たり。
HOMO ERRATICUSを集中して聴こうとはしているのだが、Wishbone AshとCalifornia Breedのニューアルバムが入ってきて、そっちも力作だけに大変気になる。

全曲レビュー #227: "Doggerland" [g:全曲レビュー, 1980-]

"Doggerland / 第1章:祝福された大地:帝国の誕生" -- HOMO ERRATICUS Ian Anderson Solo 2014年

現時点でのニューアルバム。Ian Andersonのコメントを読むと、実質的にJethro Tullのアルバムといって良いようです。
再来日を祈りつつ、熟聴しながらぼちぼちレビューしたいと思います。

さて、"Doggerland"。
1曲目としてつかみはオーケーだろう。オーケーどころか、アルバムの中でも特に印象に残る曲となっている。
まずイントロに安心する。前作Thick As A Brick 2のイントロがThick As A Brickの続編を示すイントロで、独立したアルバムのそれとしてはパンチ不足だったから特にそう感じる。
このイントロメロディは形を変えながら後の曲でも出てくる。

実にロックな展開でありながらIan Andersonのアコギ弾き語りが絡むという、もろにJethro Tullじゃないですか、これは。
ハードなギターソロに続けて実に大仰なハモンドオルガンのソロが続くという典型的70年代ハードロックな様式を踏んでいるのには驚く。Tullはこんな王道は滅多に取らなかったからだ。しかも独立したフルートソロはない。Florian OpahleもJohn O'Haraも熱演。

Doggerland(ドッガーランド)とは、太古グレイトブリテン(島)がヨーロッパ大陸と地続きだったころ現在の北海のあたりに存在したといわれている陸地のことである。ドッガーランドから人々がグレイトブリテン島に移りEnglandをつくったことを歌っている。(ここではおそらく意識的にEnglandという言葉を使っている。)


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