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A Passion Play - An Extended Performance 雑感#2~The Story of the Hare... [c:TULL Trivia]

前回

今回のリリースでは映像特典が付いていて、"The Story of the Hare Who Lost His Spectacles / 眼鏡を失した野ウサギの物語"と当時のライヴで流れていたイントロとアウトロの映像である。

"The Story of the Hare Who Lost His Spectacles"はリマスターのA Passion Playなどで既発なので映像自体は特にレアでもないのだが、ブックレットにはキャスティングの詳細(判明した限り)が書かれている。すなわち着ぐるみの中の人である。

それによると

Ian Anderson → Newt(イモリ)
Martin Barre → Owl(フクロウ)
Barriemore Barlow → Bee(蜂)
John Evan → Hare(野ウサギ)

"Law Of The Bungle (Part II)"の冒頭でMartin Barreは"I'm Martin Barre; but sometimes I'm an owl..."とスピーチしているが、「事実」だったわけだ。

また、エンジニアのRobin BlackがHippo(カバ。ダンスシーンはJeffrey Hammondとの説も)、ツアマネのEric Brooksがカメラマン(役)。
バレリーナの二人はJane ColthropeとGinnie(姓不明)であるが、Tea LadyのおばさんがColthrope嬢の母堂であるという事実も。
あの迫真の演技のおばさんが素人とは!

ブックレットにはJane Colthrope(現姓Eve)のインタビューも載っていて、彼女はジャケットのバレリーナでもあるのだが、フィルム撮影やツアーのエピソード、そしてあのジャケットと裏ジャケの意味するところが語られている。(思いっきりコンセプトの種明かしだが。)

カメラマン役はBarriemore Barlowだと思ってた。以外にもマネジャーのTerry Ellisは加わっていない。

この配役が頭にあると見慣れたフィルムもまた違った印象である。

今回のブックレットは本当に多くの謎が解明されていて本当に読みごたえがある。Jeffrey Hammondいわく、HareはHare Krishnaとかけている、とか。
でもやっぱり、このフィルムの多くはナンセンスだと思う。考えたら負けかなと。
そして意味不明なのにすごくパワーがある。この凄さが全盛期フルスロットルのJETHRO TULLだ。

Jeffrey Hammond作詞、John EvanとIan Anderson作曲のようだが、こんな不思議な曲?を作ったのが「はじまりの3人」というのは何とも・・・




(続く)

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