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Ian Anderson, Live in Japan, 15th-17th of April 2013, Part 3 [i:Live観戦記]

前回

短いコントが終わるとTHICK AS A BRICK / ジェラルドの汚れなき世界の後半に入ります。

Ian Andersonは、この後半部分は演奏が大変難しいのだとインタビューで言ってましたが、ライヴでは軽々とプレイしているように見えました。オリジナルでBarriemore Barlowの見せ場となっていたドラムソロはScott Hammondが彼のスタイルで踏襲します。やはり、上手いですね。もっと長く叩いてほしかったくらいです。
TAABのラスト4分の1の息つく暇もない怒涛の展開をアルバム以上の演奏で生で見て、JETHRO TULLがグラミー賞のHR/HM部門を受賞したのは別に的外れでも何でもなかったのでは、と思ったり。だって、世のヘビメタバンドでこれ以上にハードな演奏を聴かせてくれる連中ってどれほどいますかね?

バックスクリーンに映るフィルムは歌詞に連動していて、例えばBigglesのラインではマンガが出ていましたが、Bigglesのストーリー的に、ギターリストがドイツ人なのに良いのだろうか?と思うわけです。3日間、この部分ではFlorian Opahleの表情を伺いましたが平静でした。
もうね、こんなこと思い出していて、どうかしていたのは自分ではないかと思っちゃうわけです。

今回来日が決まってからTAABの歌詞を暗記しました。10数年前に一度暗記したし、まあしょっちゅう聴いているわけですからそう難しくはない。正直未だ意味はよくわかりませんが。大阪公演で後ろの席に座っていた外国人と仲良くなったんですが、ネイティブの彼も難しいと言ってましたんでいいんです。(ま、Martin Barreも意味分かんねって言ってたし。)
でもマニアですから歌詞に出てくるHipgraveとかMacとか何のことだろうと調べるわけです。で、実は内輪ネタだったことを知ってIan Andersonにおちょくられていたことに気付くわけです。
もうね、そんなお前達がthick as a brickなのだとAnderson先生にからかわれてる気がする。

ハードに展開する曲は冒頭のアコースティックパートに戻ってドラマティックに締まりますが、ストリングズの部分ではIan AndersonとRyan O'Donnellがそれぞれでダンスをします。なぜ一緒ではなく別々に踊るのだろうか。
テクニカルな展開の中でこういうふうに緩急つけるところが凄いところです。TAABを最初に聴いたとき、長いなあ~と思いつつ集中していたわけですが、この部分でノックアウトされました。CDやMP3だとこの部分だけ取り出して聴けますが、最初から聴いてこそこの展開のぶっ飛び加減が実感できるのです。

最後のアコースティックパートでは、これまでのあまりにすさまじい演奏の感激がこみ上げると同時にもう終わりなのかと残念な気分も出てきます。そして"Brick!"と叫んで終了。1日目、2日目では叫んだ人は少なかったですが、さすがに3日目の追加公演では皆さん心得ていたようです。

ここでIan Andersonが休憩に入る旨のご挨拶。感動と心地よい疲労があります。
まだ1曲しかやっていないのに。

まだまだ続きます。


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