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VAN HALEN, Live in Tampa, 14th of April 2012 [i:Live観戦記]

「ヴァン・ヘイレンを追い越せるのはヴァン・ヘイレンだけ」

中年ファンに「ビーボより美味いのはビーボだけ!」を想起させるキャッチでリリースされたニューアルバム、A DIFFERENT KIND OF TRUTH / ア・ディファレント・カインド・オブ・トゥルースが思いのほか出来が良く、VAN HALEN好きに再び火がついて旧作をリマスターで買い替えて狂い聴きしております。

Eddie Van Halenはアル中とガンと鬱の三重苦で苦しんでいるらしく、それを反映してかここ数作のアルバムは暗くてセールスも芳しくなかったわけですが、David Lee Rothが復帰したニューアルバムはアメリカらしい明るさを取り戻し、アメリカンハードロックの帝王の貫録を見せつけてくれてます。
ベースがMichael AnthonyからEddieの息子Wolfgang Van Halenに代わったのは、Eddieの精神面の支えとする意味もある、みたいなことを元妻のValerie Bertinelliが言ってました。ちなみに息子は親父より元妻に似ている。

で、全米ツアーを敢行しているVAN HALENをフロリダで見ました。

前座がKOOL & THE GANGで、VAN HALENに劣らぬ大物ではないか。日本だとこの両者のファンはかぶらないと思いますが、ここはアメリカ。どちらも国民的バンドなので前座から大盛り上がり、観客総立ちでダンスです。(というか、VAN HALENが始まると帰る人もいた。)
名曲"Celebration"でKOOL & THE GANGが終わり、疲れた腰を休めているところ、突然ドラムソロが始まりそのまま"Unchained"に突入します。いきなり観客総立ち、歓声の嵐。

だがしかし、音が悪い。PAに問題があったのかもしれないがバリバリとノイズが出ており、EddieのギターもDaveのヴォーカルもすさまじい音量ながら音割れしている。ショーが進むにつれだんだん改善されたとはいえ、私が見たライヴの中で最も音が悪いコンサートではあった。結構前の方で見たのだが。

いろいろ言われているDavid Lee Rothは、確かに音は外すしフェイクも多いが、キーを落としたりしていないためかパワーはあった。ハイキックはそこそこでダンス中心のパフォーマンス。おそらく転ばないため用のカーペット?がステージに敷かれていました。途中マイクスタンドで剣道や中国武術のパフォーマンスを見せてくれたのだが、東洋人としてはちとリアクションに困る。

本国で見るライヴの常だがアナウンスメントが多い、長い。"Ice Cream Man"の前にDave Lee Rothがアコギをつま弾きながら愛犬について延々と語ったりしたのだが、日本ではやれないよなあ。でもこれがないとDiamond Daveの魅力は半減なんだろうな。愛犬の名前をMikeyと言ってたが前ベーシストと同じ名前。Wolfgangのベースは上手かったですよ。

選曲はニューアルバムから数曲を加えたヒットパレード(当然ながらDave時代のみ)で申し分なし。ただしEddieはキーボードを弾きませんでした。ラストは"Jump"で紙吹雪が舞う中で終了。

日本にも来るという噂です。

そういえば開演前にスクリーンに「ヴァン・ヘイレンを追い越せるのはヴァン・ヘイレンだけ」の日本語が少しだけ映った。でも英訳は付いていなかったです。アメリカ人は何だと思っただろう?




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