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BONHAM - THE DISREGARD OF TIMEKEEPING / 無限 [j:CRITIQUE OBLIQUE]

祝 LED ZEPPELIN再結成

いや、結構否定的な意見が多いですがね。
Jimmy Page(ジミー・ペイジ)はギターが弾けない、Robert Plant(ロバート・プラント)は声が出ない、等というのは年齢を重ねているのだから、生物として当たり前の現象です。

しかし、故John Bonham(ジョン・ボーナム)の穴を埋める遺児のJason Bonham(ジェイソン・ボーナム)が七光りの力不足、と非難されるのは可愛そうかと。

貴族制が残ってる階級社会の大英帝国だぞ。世襲制は当たり前だろう!
・・・ではなく、他の誰がやってもJason以上に非難されるのは確実でしょうが。

さて、息子にBonzoの代打は力不足!と力説してる人の何割がJason Bonhamの音を聴いたことがあるのだろうか。
今回はJason BonhamのバンドBONHAM / ボーナムに光を当てたい。

BONHAMは、その名のとおりJason Bonhamによって結成されたバンドで、2枚のアルバムを残して消えました。
1989年にリリースされたこのファーストアルバム、「THE DISREGARD OF TIMEKEEPING」 -- 直訳すると「リズムキープ?そんなの関係ねえ!」です(嘘)-- は当時の音楽誌の評判はかなり良かったと記憶してます。実際、凄く良いアルバムです。聴いてないモグリは今すぐ買ってください!
廃盤ですが・・・


このBONHAM、今では忘れ去られた存在ですが、思い出された時には決まってZEPPELINのフォロワーのように語られます。(まぁそれが宿命だったわけですが)
もっともロックバンドなんて聴きようによってはZEPPELINのクローンだらけなので、特にこのバンドをあげつらうのもどうかと思う。と、いうか、そんなに似てるかなあ?
似てるのはヴォーカルとドラムぐらいでは。(十分か)

なお、メンバーは下記のとおり。
Daniel MacMaster (ダニエル・マクマスター) - ボーカル
Ian Hatton (イーアン・ハットン) - ギター
John Smithson (ジョン・スミスソン) - ベース、キーボード、バイオリン
Jason Bonham (ジェイソン・ボーナム) - ドラム

プロデューサーがPINK FLOYDを手がけているあのBob Ezlin(ボブ・エズリン)であるためか、どこかFLOYD的な壮大(大仰ともいう)なハードロックを聴かせてくれる。(Ezlinは作曲にも参加)
そういえば邦題「無限」の付け方もFLOYD的。

そして、どの曲もポップで聴きやすい。ZEPPELINというよりRobert Plantのソロを思い起こさせる。
えらいポップだと思ったら、コーラスアレンジはなんとTrevor Rabin。それどころか何曲かでベースまで弾いちゃってます。クレジットはないが実は曲も書いてるんじゃないのか?
本当に捨て曲がなく、特に最後のバラード"Room for Us"は最高です。

まとめると、LED ZEPPELINとPINK FLOYDの相の子に80年代YESのポップさを加えたハードロック・・・というと誉めすぎかも。
でも、くどいようですが、本当に良いアルバムです。

ちなみに、マルチプレイヤーのJohn Smithsonは後にKen Hensleyのバックバンドにいてビックリしました。

さらにちなみに、私、BONHAMのメンバーのサインを雑誌の懸賞で当たって持ってました。Ian HattonかJohn Smithsonがひらがなで「ありがとう」と書いていてくれた心温まるものでしたが、いつの間にか無くしてしまいました・・・




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